1話 ページ3
獄卒とかって、罪を犯した奴がなる…そう思ってたんだ。何より、
地獄のお偉いさんにね？
そして、俺はそのお偉いさん…閻魔大王に言われた。
「お主、また来たのか…何回目だ？ここに来るのは…つい最近も来ただろ」
呆れたように、そして疲れきった顔で閻魔大王は頭を抱えた。
そう。俺は閻魔大王が言うとうり、何度もここに来ている。彼は「つい最近」と言ったが、人間の生きていく年で言うならば、19年前にここを訪れている。
「はは、俺だって何度も死にたくないんですけどね…これも不幸体質の
「…お主が死んで、ここに来たのは何回目だ？わしが数える限りでは…あ〜…18回？」
両指を一つ一つ折りながら閻魔大王は頭を傾げる。
しかし、その数は間違いだ
「20回目ですよ。閻魔大王」
「よー死んどるのぉ…あぁ、そうじゃ！お主…獄卒にらなぬか？」
腕組をして、溜息を吐いた閻魔大王は、突如閃いたようではしたなく大声で俺に問いかけた。
「獄卒？…あぁ、何か緑の制服を来た奴らのことですね。俺もそれになれと？」
「ああ、そうじゃ！どうせ転生させた所で、お主は長く生きることはできない。ならば、獄卒になって我らを手伝ってほしい。獄卒は死なないからな」
もう転生=死ぬのが確定になってんね。
いや、その通りなんだけどさ…
「…いいですよ。俺、何度も閻魔大王に転生させてもらってる借りがありますから…それに、もう死ぬのは懲り懲りだ。」
「うむ。では、特務室に案内しよう。ついて参れ」
よっこいしょ。とジジくさい声を上げ、閻魔大王は椅子から立ち上がる。
こんな方が直々に案内してくれる。そう思うと、感謝の言葉しか出てこなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「そういえば、何故お主〈獄卒〉の事を知ってたのだ？」
「前回の時に、転生する前に黄色い目の奴と話したので…」
「おお！平腹か！そうかそうか、あいつと…」
「はい。随分と個性的でしたよ」
「はははっ！だろうな。…うむ、これから宜しくな」
「はい」
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ポッキープリッツ(プロフ) - なん…だと…？俺はpixivをやっていないのに… (2017年6月3日 18時) (
レス) id: 403da92a7c (このIDを非表示/違反報告)
ういたま(プロフ) - 碧さん» そうなんですか！それは嬉しいです！ありがとうございます更新頑張ります！ (2017年4月23日 23時) (レス) id: 38e0931c2d (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - 獄都事変好きで読みハマりました！！更新頑張ってください！！ (2017年4月23日 0時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ういたま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mwgm/
作成日時：2017年4月6日 23時
