全日本男子達のコイワズライ【*Short story】

episode 35【西田有志】® ページ37

大学に行って講義を受ける。


そんなある日、


莉子「A！今日サークルの飲み会行かない？」


「あー、」



でも今日有志もチームの方で先輩とご飯行くって言ってたような…？


「うん。いいよいこう！」



連絡しておこう。

A今日サークルの先輩たちとご飯食べてから帰るね。
有志俺も先輩たちとご飯行ってきます!終わったら教えてください迎えに行きます
Aりょーかい!





久しぶりだなあ飲み会！


いつも有志が家で待ってるから極力飲み会は行かないようにしてたんだよね。



有志もご飯行くならいいか…！




.



講義も終わり


莉子「A〜！行くよ！」



「うん！」



そう言って莉子と向かったのはおしゃれなイタリアンのお店。


莉子「先輩いわく、ここ、お酒も美味しいんだけど、特にご飯がめちゃくちゃ美味しいらしい！」


「え、ほんと！？めっちゃ楽しみー！」



ご飯が美味しい以上の幸せがあるんですか！？と言いたいくらい私は食べることが大好き。



莉子「先に先輩たちいるみたい。」


莉子よると男の人が3人で私たちの他に女の人が2人いるらしい。




莉子「こんばんわ〜」
莉子に続いて私もあいさつをする


莉子の隣に座る。


目の前には大学に入ってすぐに付き合ってた匠先輩がいた。



1カ月で別れたんだけどね…



お互い入学したばかりでテンション上がっちゃって、まあ、ノリで付き合ったっていう感じ



今ではただの仲の良い先輩。



「匠先輩久しぶりですね〜」



匠「Aちゃんじゃん〜最近彼氏とどうなの？」



「え、(笑)いきなりですね。



まあぼちぼち？いい感じです」



困っていると莉子が隣から


莉子「匠先輩口説いてもダメですよ！


彼氏さんと超絶ラブラブなんで」



匠「ふーん、そうなんだ」


「すみません(笑)」


匠「なんだよ〜(笑)」



話も盛り上がってきて、


「すいませんお手洗い行ってきます」


莉子「はぁ〜い！あ、ここのトイレの場所見つけにくいから匠先輩に案内してもらいな！」


莉子ちょっと酔ってるな(笑)


匠「Aちゃんいこっか」


「あ、はい！…え？」



ん？手を握る必要ある…？？


客席の間を縫って進む



不意に、視線を感じて斜め前のテーブル席を見る


「え？」



有志？



.



.

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