松田(女)になりました

6話 ページ7

数日後らとうとうやって来た合同授業。

ちらっと見てみると萩原は自信満々に笑っているだけで、その姿が様になっているので少しムカついたが勝てばいいだけの話だ。

本来はどちらが1番が決めるためだが、将来の為にも調子乗らせないように、勝たせてもらうよ。

私のライバルさんよぉ！

教官｢これより時間厳守の爆弾解体を始める。よーいスタート。｣

教官の指令が入り、一斉にそれぞれ取り掛かる。

『焦りは最大のトラップ』と考えながら

パチン、パチン、とペンチで切る。間違えればオダブツ、ではないこの訓練は。外した場合、『残念でした〜』とにくったらしい声でブッブーとハズレの音が出る。

既にその音が部屋中に響き渡っていて、集中力が掻き乱される。萩原は少し焦ってるように横目で見て分かった。

フッと鼻で笑い爆弾を解体させたと教官に合図で手を挙げる。はい！と私の声が聞こえた後、萩原の声も聞こえた。

『･･･フッ。』

萩原｢クッソォ！また負けた！｣

前々回は萩原に負けたが基本は私の勝ちだ。

全員終わったら、教官が･･･｡

教官｢一位、松田若菜！二位、萩原研二！三位降谷零！｣

おっ、降谷は3位か･･･｡

この時、萩原にまた勝てた嬉しさと、降谷の順位に驚いた。

授業が終わると、この間のメンバーで集まった。

降谷｢2人ともすごいな。俺は萩原が終わってから少し焦って遅れたよ｣

伊達｢俺は間違えちまったぜ！｣

緑川｢お前らスゴすぎ。俺は伊達よりは良かったよ｣

萩原｢若菜の声が聞こえて少し焦った。早すぎだろ｣

そこで私はアドバイス？をする

『いいか？【焦りは最大のトラップ】なんだよ。落ち着いてやれよ』

少しカッコつけて今日の授業は終了した。

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