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- タクヤside - ページ25
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" 男子力向上 " と託けて、
(名前)に告白することになった。
正直、俺は気に食わない。
だって。
自分の目の前で、演技とはいえ
(名前)がメンバーに抱き締められて、
" 好きだ " と言われて、
あいつもなんか満更でもない顔して。
あーダメだ俺。
自分が思ってるより、
あいつの事になるとばかみたいに必死だし、
嫉妬深くなるんだなあ。
カイみたいに余裕なんてない。
だから、
あわよくば
" 伝わってしまえば良いのに "
なんて願いを込めて。
「 お前のこと、好きなんだけど 」
そう言った。
きっと(名前)は演技だって思うだろうし、
他のメンバーもそう思うと思う。
でもこれをきっかけに、
あいつが俺を少しでも意識してくれるなら。
" ただのメンバー " じゃなくて
" 1人の男 " として見てくれたら、
まあ。
あわよくば、だけど。
ここで強く出れない自分が
嫌になった。
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作者名：ぺ ち : ) | 作成日時：2018年8月25日 22時
