愛され0号車。 (ページ14)

今日:20 hit、昨日:2 hit、合計:52,967 hit

- instagram① - ページ14

.

タカシ「 (名前)はさぁ、
インスタしいひんの？」

ああ、そう言えば私以外の皆は
instagramしてるんだっけ。()

『何あげたらいいかわかんないもん。』

タカシ「じゃあ誰かの見てみ！」

そう言ってずいっと私にスマホを

押し付ける純白王子。

ほんとだ、皆してる。

『 1番フォロワー多い人の見よ。』

画面をスライドさせて、

一つのアカウントを開いた。

" @takunicochanman "

タクヤ「誰の見てんのって.... 俺じゃん。」

後ろからずしっと抱きついてきた
タクヤさん。

『たくちゃん、重い。』

いくら細いタクヤでも、成人男性。

重いものは重い。

タクヤ「俺は軽い。」

『重いんだってば。退いて。』

タクヤ「俺にくっつかれるの、嫌？」

ぐっと顔を覗き込んで、

あのくりくりおめめで、

ずるい。

『やっ ... あの、... 良いです。』

負けた。

タクヤ「ほんとは嬉しいくせに。」

ちゅっとリップ音を立てて

私の頬にちゅーしたタクヤ。()

『うるっさい！バカタクヤ！ばか！』

恥ずかしくなって、俯いた。

タカシ「いちゃいちゃしないでくださーい。」

タクヤのせいで、インスタどころじゃない。

デレたくちゃん。

タクヤ「かわい。」

.