愛されなくても【五条悟】

1話 ページ2

私の家族。藤咲家は修理不完全家族だった。




父は、私に対して暴力を振り「お前は約立たず！！」と怒鳴る。母は、そんな私に見向きもせず「なんでこんなものを産んだのかしら」と嘆くばかり。




姉は、私の事を見下し私のものをどんどん奪っていく。使用人たちも陰口を叩きもうどうすることも出来ない。





もう、私には頼れる人もいなく毎日我慢することだけだった。何を言われても「申し訳ありません」しか答えず使用人のように生きてきた。





何を言っても、私の話を聞いてくれず酷くなる一方なので謝っている方がすぐ終わる。そんな風に思っていた。




ある日、私の家に1人の客人がきた。それは、綺麗な瞳、銀髪の髪が歩く度になびく。五条悟様だった。




(姉のお見合いで来たのだろう…)




姉は、もうすぐで20歳になる。父が、姉のためにお見合い相手を連れてくるのだ。もちろん私にはそのような話は一切来ない。




父と母は、姉にだけ優しい。なので、私は家族から愛さ れたことなどない。そもそも愛を知らない。





私は、外の敷居で散歩をしていた。
『ちょっと休憩しよう…』



ベンチに腰をかけると奥から人が歩いてくる…
(誰だろうか…)
気にしないで座っていると…



「おい…」




私は、反射的に返事をした。




『は、はい！』




そこに居たのは、五条様だった…

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