シンモルナム 1【SEVENTEEN】

妹 ページ16

ジェユン side










SR「オッパー！」




「おっと」










勢いよく抱きついてきたサラを受け止める。


サラと会うのは大方2年ぶり。


ジユは僕の行きつけの美容室で働いているから、結構な頻度で会う。


でも、サラはアメリカに留学しているから会うことは滅多に出来ない。










「アメリカはどう？楽しい？」




SR「うん！楽しいよ！あっ、そうだ。この前ね、UFO見たの！」




「え！？どんなだったっ？」




SR「んーとね、夜空に奇妙に動く無数の光があったから、気になって見てたら、全部の光が突然消えたの！」




「えっ、すごっ」




YR「あれは絶対にUFOだよっ」









サラとはいつも変わった会話で盛り上がる。


昔はよく周りの人から「何のことを話してるのか分からない」って言われてたなぁ。










SR「今日は何処に行くの？」




「サラの行きたい所に行こう」




SR「じゃあ、ショッピングに行きたい！お揃いの服が欲しい！」




「おっ、良いねー」










11歳の時に僕はアメリカに留学したから、サラと過ごした時間は少ない。


今思えば、サラには沢山寂しい想いをさせたな……。


寂しい想いをさせた分、これから楽しい思い出を作っていこう。










「サラ」




SR「ん？なーに、オッパ」




「大好きだよ」




SR「ふふっ、急に何ー？私も！オッパのこと大好き！」










大切な妹よ。










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