悪役令嬢がモブルート目指しちゃダメなんて誰が言った？ (ページ23)

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2年生の生活は、なんと言っても普通である。

朝起き、支度して、登校して、授業を受ける。

そして、帰って、食べて、勉強して、寝る。

なんて平和なんだ！！

と思っている授業中である。

前世でも勉強は得意だったから、勉強は余裕。

運動もこの体だと、運動神経がいいからか、余裕。

これこそ、リア充！！

休み時間になり、本を読んていた。

だか、悪役令嬢にははっちゃけてる暇はないみたいだ。

モブ「あの……、龍崎さん、綾小路さんが呼んでます…」

現に、ほらね。

葵さん「お久しぶりですね、朱奈。」

彼は綾小路葵。

王子の一人だ。

"生徒会長王子"と呼ばれている。(私は呼んでない)

私がまだ小学生の時に、パーティで会ってからたまに会うようになった。

『お久しぶりです、葵さん。』

『今日はどうしてこちらへ？』

葵さん「今日のお昼のお誘いに。」

『誰をですか？』

葵さん「朱奈をですよ。」

『え？！』

葵さん「やはり、朱奈は少し鈍い部分がありますね。」

『いやいや、そんなことは……』

葵さん「ありますよ。」

マジか……

葵さん「で、どうでしょう？」

『勿論、ご一緒させていただきます』

私は王子が嫌いというわけではないのだが、目立つのが苦手なのだ。