16(誠一郎side) ページ20
今日は奏と一緒に朱奈に会いに行くつもりだった。
だか、奏はお父上と出掛ける用事がいきなりでき、俺が一人で行くことになった。
龍崎家の玄関に着くと、そこにいたメイドからは
「お嬢様なら、お庭ですよ」
そう言われた。
呼んでもらうことも可能だったが、俺は奏じゃない。
ただの側近だ。
庭な着くと、屈みながら花を見る朱奈がいた。
相変わらず、花が好きなんだな。
声を掛けると、凄く驚かれた。
まぁ、そうだろう。
奏と俺が二人で来るのはよくあるが、俺単体というのは初めてだからな。
奏からのプレゼント(ネックレス)を渡すと、申し訳無さそうに
朱奈「い、いや、貰えませんよ!!」
そう言われた。
少しお願いしたら(脅しを掛けると)貰ってくれた。
ネックレスをつけてやると礼を言われた。
その時、朱奈は振り返った。
数秒間だけ、お互い見つめ合ってしまった。
朱奈は動揺していた。
もちろん俺も
近すぎないか……?////
それを顔には出さなかったが…
帰りの車では、朱奈の赤らめる顔がとても可愛らしいと思っていた。
『いや、奏の好きな人だぞ…!』
『何やってんだ、俺……////』
このとき、やっと朱奈に"恋"してると気づいた。
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作者名:うい丸 | 作成日時:2022年6月19日 13時