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私の最後をさえぎって無かったことにするように
耳たぶをギューッとつねられて痛い
｢いだだだ…！、、｣
私の耳をつねる手を咄嗟に持ってどかす
『やっとこっち向いた』
ずる賢く笑う彼
一方的に掴んでいた手は恋人繋ぎに変わっていて油断も隙もない男だなぁと改めて感じる
『これは確かに女の子が持ってきたものだけど』
『結局つかってないし、してもいない』
今更信じられる材料なんてこの発言の中にも現場にもひとつもないけど
｢次嘘ついたらもう信じない｣
今だって信じてるわけじゃないのにこの言葉一つで信じてる気になれる。彼だってそれをわかってる。
固く拘束された手首はベッドの柵に繋がれて頭の上
抵抗しようにも逃げようにもなにも出来ない
｢っぁ、やめてって、、｣
『やめない』
｢なんで、？｣
『んー、俺から逃げようとした罰みたいな？』
｢意味わかんないっ、てっ、｣
止まらない彼に私は言葉もまともに続けられない
『A、俺の事好きって言うて？』
｢いや、いわない、、』
決まりの流れ。今まではこれで終わりだったのに
｢ぁぐ、、？！｣
まとわりついた大きな手に丁寧に締められていく首
『好きって、言えって、』
さっきより息も上がってどこか苦しそうに言う彼
｢ぃぅ、か、ら、、｣
終わったら決まってベランダの椅子に腰を下ろしてタバコを吸う私
タバコも吸わないのに何故か同じくベランダに居る彼
『跡、残ったな』
｢誰かさんのせいで。｣
指先で撫でられる締め後のついた首筋
『これ、いつまで消えないんかな』
｢こんな量はよ消えてくれないと困るわ｣
ふにふに触られる胸元にある複数のキスマーク
『ここは平気だったんや』
｢専門用具って凄いんだね｣
ワレモノを触るみたいに触れられる跡の残らなかった手首
『もうせん、反省しとる。』
｢DV男の手法こわ、いいよ別に｣
『Aの事、ちゃんと好きなんよ』
｢、、そっか？｣
『これからもベランダに椅子も用意して待っとるし』
『Aが嫌やったらもうあんな事もせん』
｢そんなこと言うんやったらなんでしたの｣
『Aが俺のこと好きって言わんから』
｢…意外と気持ちよかったからこれからも言わないでおく｣
『勘弁してくれ』
痛くない束縛と、痛くない暴力と、優しい言葉。
痛くないからこそ、彼から逃げたいとも思わない
嘘も甘さも全部まとめて彼だと思ってしまうから。
彼に私のすきを求められるうちは彼の中に居れるなら
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uirusu-0(プロフ) - 睡魔さん» 黒詞まで…！ありがとうございます！続けようかなと考えてます！ぜひ続きも呼んでいただければ嬉しいです🙏✨ (2021年11月20日 1時) (
レス) id: d5cf02e88c (このIDを非表示/違反報告)
睡魔 - 黒詞も白詞も両方楽しんで読ませていただいていました！もし続編も書いてくださるならとっても嬉しいです、、！！ (2021年11月19日 3時) (レス) id: 319c338f27 (このIDを非表示/違反報告)
uirusu-0(プロフ) - リクエスト沢山ありがとうございます！少しづつ載せていこうと思います！良ければ読んでいただけたら嬉しいです (2021年6月22日 23時) (レス) id: d5cf02e88c (このIDを非表示/違反報告)
詩織(プロフ) - はじめまして。いつもお話読ませていただいてます。リクエストなんですが、嫉妬するとすぐに殴ったりするけどそのあとには優しいみたいなリリーさんみたいです！お忙しいとは思いますがよろしくお願いします！ (2021年6月3日 22時) (レス) id: ef921d6dd3 (このIDを非表示/違反報告)
しおり - リクエストです！年下彼女に甘々なリリーさんみたいです！ (2021年5月23日 1時) (レス) id: a3292cc1ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菌保持者 | 作成日時：2021年4月24日 8時
