↑ ページ20
｢終わったよ〜｣
ってドア開けてリビングに戻ると、ソファーに死んだように横たわるリリーさん。
｢あの、リリーさん？どうした、の？｣
『いや、別に』
｢…その体勢で説得力ないんですが｣
やっと埋めた顔を起こして振り向いてくれる
目に吸い込まれて心がふわふわした
『さっきの、誰って言ったっけ』
｢会社の後輩｣
『こんな時間に？』
｢さっきまで一緒に飲んでて家帰れたか心配してくれて連絡くれたんよ｣
『飲みなんて知らんしそもそも俺が迎え行くのに？』
｢まってまって、なんでなんか怒ってるの？｣
『別に怒っとらんよ』
｢怒ってるやん？いつもそんなこと聞いてこないのに｣
『俺がAの事聞いたらあかんの？』
｢そんなんないよ！けど…今までそんなこと無かったから…なんでだろって｣
『携帯貸して』
｢えっまってよ｣
『なんで？こんなにそいつ大事なん？』
｢まってよ、そういう訳じゃないよ｣
｢リリーさんがただ唯一大事だよ、そんな事言わんでよ｣
『俺とはひとつも連絡先交換してないのに、今日だって、、もうええわ。今日は帰る』
訳が分からなかった
私はリリーさんしか大事じゃないし2番もいないし唯一の存在なのにどうしてそうなるの？
｢なにを？なにがもういいの？｣
『もうええって、Aの中じゃその程度なんやろ俺』
｢違うそんなこと言ってない｣
『今日やって、早く帰ってきてなって言うたよな』
｢早く帰ってこようとしたよ｣
『じゃあ、今何時？さっきの後輩と飲んでたんやろ？』
｢早く帰ってきたくて仕事早く終わらせたら同僚と上司に捕まっちゃって、帰りたくてもカバンとられてて帰れなかったの、、｣
『ふーん、ええよ別に言い訳せんでも』
『連絡ひとつ知らん俺が言える事じゃないよな』
｢ねぇ違うって、交換しないのは最初に説明したじゃん、！｣
『じゃあ！じゃあ俺の意見は？なぁ？』
｢リリーさん、なんでそんなに怒ってるの、？｣
交換しないと決めた時は私が訳を話すと仕方なく了承してくれたのに、今こんなに怒るなんて
『別に怒ってないやん、俺の知らん後輩とは交換して電話まで出来るのにこんなに近くに居る俺はできんの？』
なんでそんな事言うの？
リリーさんは私にこだわらなくても他にいっぱいいるくせに、私じゃなくてもいいくせに
｢もう1回言わなきゃ分からない？リリーさんに会いたくなっちゃうからだよ、私じゃなくてもいいリリーさんを縛る理由なんてないからだよ｣
『A、俺、…』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 120人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「芸人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
uirusu-0(プロフ) - 睡魔さん» 黒詞まで…！ありがとうございます！続けようかなと考えてます！ぜひ続きも呼んでいただければ嬉しいです🙏✨ (2021年11月20日 1時) (
レス) id: d5cf02e88c (このIDを非表示/違反報告)
睡魔 - 黒詞も白詞も両方楽しんで読ませていただいていました！もし続編も書いてくださるならとっても嬉しいです、、！！ (2021年11月19日 3時) (レス) id: 319c338f27 (このIDを非表示/違反報告)
uirusu-0(プロフ) - リクエスト沢山ありがとうございます！少しづつ載せていこうと思います！良ければ読んでいただけたら嬉しいです (2021年6月22日 23時) (レス) id: d5cf02e88c (このIDを非表示/違反報告)
詩織(プロフ) - はじめまして。いつもお話読ませていただいてます。リクエストなんですが、嫉妬するとすぐに殴ったりするけどそのあとには優しいみたいなリリーさんみたいです！お忙しいとは思いますがよろしくお願いします！ (2021年6月3日 22時) (レス) id: ef921d6dd3 (このIDを非表示/違反報告)
しおり - リクエストです！年下彼女に甘々なリリーさんみたいです！ (2021年5月23日 1時) (レス) id: a3292cc1ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：菌保持者 | 作成日時：2021年4月24日 8時
