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これから将企さんが家に来る、事になった
信じられなかったけど耳に残る声はどんどん頭の中で大きくなって嫌なほど実感する
携帯壊れてた。
本当に？
家行って平気？
今まで行くわって言い切ってたのに今更どうして？
頭の中の糸がごちゃごちゃになる
だけどどれだけ足掻いても家に来る
事実は変わらない
何分かかるのかも言わずに切れた携帯電話を大事に抱えて布団に埋もれる
1ヶ月連絡も帰ってこずで家にも来ず今更何を言いに来るのか
改めてまた突き放すつもりなのだろうか
それとも…いや無いな
都合のいい自覚はあった
それでお互いが成り立ってた
今更もう何も言えなかったのは私もだった
また携帯から電話が鳴る
『A？着いた』
｢…開いてるんで入っていいですよ｣
『あっ開いた』
その言葉と同時に玄関が開く音が聞こえた
何を話しに来たんだろう
私は何を言われるんだろう
不安でいっぱいの中で少し期待が混じって
自ら布団にぐるぐる巻きに包まる
嫌なことから逃げる時の必殺技、、何年ぶりにしただろうか
『A…？どこおるん？』
電話越しじゃない将企さんの声
反射的に目から涙が止まらなくて
声を殺すのに必死だった
足音はどんどん近づいてみつけられた
『A…？』
｢……はい…｣
『久しぶりやな』
｢連絡もなかったですしね｣
『それはほんまにごめん。携帯壊れてたのはホントなんよ』
｢…別に怒ってないし疑ってません｣
｢付き合ってるわけでもないし謝らなくていいですよ｣
『じゃあなんでこっち向いてくんないの？』
こんな顔が見せられないから
こんな姿で会いたくなかったから
また、簡単に辛くなるような環境に戻りたくないから
｢…今顔見せたくないだけです｣
『見せて』
ベッドの上で二人きり
将企さんはこっちを見てて
私はその視線から逃げるように布団の中に。
嫌です、とも言えず、涙も止められない私の背中がそっと暖かくなる
『不安にさせとったよな、俺がいつまでもハッキリさせんから』
ずるい。顔も見えないのに後ろから抱きしめてそんなこと言うなんて。
『A、顔、俺に見して』
｢ブスとか文句受け付けないですからね、｣
『そんなこと言わんよ』
恐る恐る振り向くと顔を見てニヤけられた
｢なんでニヤけるの、｣
『いや、顔真っ赤にしてかわええなと思って。』
『あ。ダメやってこっち見て』
逸らしても戻される
『A、俺なんかでよければこうやって毎日横におっていい？』
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uirusu-0(プロフ) - 睡魔さん» 黒詞まで…！ありがとうございます！続けようかなと考えてます！ぜひ続きも呼んでいただければ嬉しいです🙏✨ (2021年11月20日 1時) (
レス) id: d5cf02e88c (このIDを非表示/違反報告)
睡魔 - 黒詞も白詞も両方楽しんで読ませていただいていました！もし続編も書いてくださるならとっても嬉しいです、、！！ (2021年11月19日 3時) (レス) id: 319c338f27 (このIDを非表示/違反報告)
uirusu-0(プロフ) - リクエスト沢山ありがとうございます！少しづつ載せていこうと思います！良ければ読んでいただけたら嬉しいです (2021年6月22日 23時) (レス) id: d5cf02e88c (このIDを非表示/違反報告)
詩織(プロフ) - はじめまして。いつもお話読ませていただいてます。リクエストなんですが、嫉妬するとすぐに殴ったりするけどそのあとには優しいみたいなリリーさんみたいです！お忙しいとは思いますがよろしくお願いします！ (2021年6月3日 22時) (レス) id: ef921d6dd3 (このIDを非表示/違反報告)
しおり - リクエストです！年下彼女に甘々なリリーさんみたいです！ (2021年5月23日 1時) (レス) id: a3292cc1ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菌保持者 | 作成日時：2021年4月24日 8時
