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[関係性]
チグサはアリアを愛している。
他者のためにしかチグサは生きることが出来ない。
自分では自分のことを生かせない。生かしてくれるのはきっと彼女しかいないのだろう。
チグサはアリアのことを、自分のことを生かしてくれる唯一の存在だと感じている。他者のためにしか生きることが出来ない。ならば自分はアリアのために生きるのだ。全てを捧げても。チグサは人に頼ることを内心あまりよしとしない性格だが、お互いの信頼関係がしっかりと確立しているため、アリアには頼る態度を見せることも多い。チグサは能力の代償として「アリア以外の他者への愛情」を捧げたが、あくまで他者に対して恋愛的な愛情を感じられなくなっただけであり、アリアを恋愛として愛することは絶対条件では無い。それでもなお、代償には関係なく、彼はアリアのことを大切に思っており、自分だけの彼女でいて欲しい、どこにも行かないで欲しいと願っている。
アリアからはチグサに対して、「本当は臆病なところ」「自分の人間味のある部分を気持ちが悪いと思っているところ」などを愛おしく感じている。チグサのことを愛おしく思い、愛でているといった感覚に近い。あくまでアリアの所有物であるため、チグサがアリア以外の他者(特にアリアと交友が無い者)に対してスキンシップが過剰になると「チグサに変な虫がついている」と不快感を示す。少々過保護かと思われるようなところも多く、誰かにチグサが怪我を刺せられた場合は怒りを露わにすることも。独占欲強めの恋愛関係に近いバディである。
チグサがスキンシップが好きなこともあり、距離が近く、普段は楽しそうで和気藹々とした雰囲気。
普段は興味と好奇心でチグサがアリアのことを振り回すことが多く、チグサ>アリアの力関係のように見えるが、実際の力関係はアリア>チグサである。チグサはアリアが願うのであればそれを全て叶えたいと思っているし、とても従順である。
傍から見れば仲のいいカップルのように見えるかもしれない。しかし、その反面、ふとした瞬間にお互いを縛り付けているような独占欲の伺える歪んだ関係性が垣間見える。
チグサはアリアと離れるくらいなら一緒に死ぬしかないと思っている。自分だけが生きるのも、アリアだけが生きるのも耐えられない。ある種の依存関係である。
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元素(プロフ) - CS提出ありがとうございます!気怠い警察官最高ですね……不備等ございませんのでこのまま受理させていただきます!今後も当企画をお楽しみください! (2022年6月22日 20時) (レス) @page9 id: 656d2fa00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:兎依 | 作成日時:2022年6月22日 13時