【 CS 】行きはよいよい【さんみち】 (ページ7)

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□ ページ7

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【備考(続き)】

□ 好き
褒められること
どれだけ努力しても今まで親から褒められるということがなく、当たり前として扱われてきたので、人に褒められることが好き。ただ、自分から褒めてーなんて言える可愛いタイプでは無いのは自覚しているので、そんなことは言わない。褒められると珍しく照れながらはにかんで笑う。

計算暗算
ただひたすら1人で無心でやれることが好き。
ほかのことを考える余裕が無くなるようなことをただひたすら無心でする方が性に合っている。

珈琲
目が覚めるから好きという単純な理由。
味も苦いのが平気なのでブラックでも飲める。

□ 嫌い
強要されること
親に様々なことを強要され生きてきたので、他者に何かを強制・強要されることが嫌い、というよりかは苦手。他者に縛られることが苦手なため、行動を縛られる集団行動もあまり好まない。

チョコミント味のもの
食べると気持ち悪くなると言って避けがち。チョコもミントも単体なら好き。なんで合わせて歯磨き粉にするのかが分からない。

□ 半生
開業医として優秀だと称えられた医者の父と、気の強い看護師の母の間に生まれた一人っ子。父の経営する病院は既に規模はだいぶ大きくなり、要目の住んでいる地域ではみなが知っている大規模な病院として名を馳せている。

昔から、父と母は自身らの病院を要目が継ぐものだと信じてやまないかった。大きな期待と強い圧力を親からを受けながら生きてきた。勉強をするのは当たり前、人よりも上に立つ存在であるのが当たり前。
努力だって人並み以上にしてきた。しかし、それが結果になろうと、要目のことを認めてくれる親はいなかった。

もっと良い成績をもってこい、と父は通知表やテストの結果用紙を突き返してきた。その度に泣きながらペンを握った。

勉強しろ、医師になれ、跡を継げ、そう嫌になるほど執拗に教えられてきたのだが、如何せん上手く育たないもので、要目は成績だけで見るならとても優秀な子供だが、どことなく浮世離れした、いわゆる変わり者と言われる少年に育っていった。

努力しても認められないことをやっと理解した頃、慈愛の園学院に入学。親の意思で入学した私立の学校。別に要目は学校なんてどこでも良かった。私立という名ばかりのものにこだわった両親が決めたことである。