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備考:真面目で冷静な態度をとる、年不相応に大人びた少年。ただ敬語口調と真顔によってそういった印象を抱かれやすいところがあり、場合によっては年相応にねだったりへそを曲げてみせたりもする。まさに文字通り『大人びた少年』。
発想力豊かなアイデアマン。一つ尋ねれば次々提案してくる。普段から黙々と思考する癖故に、事前に脳内で様々なアイデアが蓄積されている模様。考えることが好き。数学の解から催しの計画、人の気持ちまで。自分で答えを出すのが好きだし、考える過程で気づく事物を大切にしている。
そんな彼の最大の考察対象は『神というシステム』について。信仰を集める神を自然現象のひとつと仮定してあれやそれやと考えている。知識や経験の不足によりまだまだ拙い考察だが、毎日聖書や新書をかき集めてこつこつ続けている。
彼による現在の『神』というシステムは、雨が降る地域と快晴の地域があるようにランダムに人間を選択し祝福あるいは不幸を与えるもの。そこからは与えられた人間とその時の状勢状況次第で、度々神から祝福または不幸を供給されつつ人生は変化する。神はランダムに選択するだけであり全ての行く末を先んじて決定することはない。そんなシステムと仮定して調査を進めている。
勿論ただの仮説であることは彼が一番よくわかっているため、世間一般に認識される神が実際に存在する可能性も視野に入れて考察の一端にしている。彼は『神』が『何』であるかを考えたいだけであり、信仰心のある人達に神はいないと証明したいのではない。むしろ神を仰ぐ者視点の考え方を聞きたいし宗教を適度に心の支えにするのは正しいと思っている。ようするに他人は他人だし自分は自分。ひとの思考に口を出すほど傲慢でも愚かでもない。
貧しい平民に近い魔術師家系の生まれ。九人兄妹の九番目。末っ子である。貧しさゆえに色々と辛酸を嘗めるようなことはあったりしたが、生来の強靭なメンタルと変人故のエキセントリックなところがある思考回路によりノーダメージ。身内には甘え上手の不思議な男の子という本来の性質で接しがち。今日も意図せず兄姉達を振り回している。
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