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『 顕嵐は、空が好きなの？ 』
顕「 ……今は好きじゃないかな 」
『 そっか。青空と夜空だったら どっちが好き？ 』
星空が好きだった と答えた。
選択肢には入ってない、星空が好きだった…と。
寒いから中入ろって 顕嵐の手を引いて部屋に戻る。
何もない夜空を見せているのは 酷だと思った。
好きだった、と過去形な 星空。
その星すらない夜空は、なんだかわからないけど
とっても残酷なもののように感じた。
何もない、何も見えない夜空では、
目印を失ったと話していた顕嵐が迷子になりそうで。
そう思う程に、バルコニーに居た時の顕嵐は
隣に居るはずなのに とっても遠くに居た感じがした。
手を引いて 連れ戻したことが正しかったのか…
私にはわからない。
……迷子になることは悪いことなのか？
勝手に顕嵐の行く道を決めてしまった気がして
急に間違った気がして、引いてた腕をすぐに離した。
顕嵐は目印を… 道標を探しているんだ。
迷子になってでも 探すべきなんだ。
だって、私と違って、未来に希望を持ってるのだから。
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ゆ(プロフ) - 初めまして。この作品、人間の様々な感情が直接現れてるわけじゃないけれど、感じることができてすごく好きです。更新を楽しみにしてます！ (2018年3月5日 16時) (
レス) id: d22b650d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ui。
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=saya818
作成日時：2017年11月26日 21時
