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降り立った駅は こじんまりとしていた。
無人駅では無かったものの、
利用客はほとんど居なそうな静かな駅だ。
ほんの少し磯の香りを感じた気がして 目を向ければ
広い海が広がっていた。
その海のすぐそばに 教会があった。
海からほど近いところにあることが珍しいからか、
それとも他に理由があるのか…
よくわからないけど、その教会は 不思議だった。
じーっと教会を見つめる私に 紫耀が声をかける。
紫「 A、あの教会のこと知ってるん？ 」
『 知らない…けど、何か不思議だなと思って 』
紫「 不思議？全然不思議なことないけどなぁ？
ほんまにふっつーの 教会やから 」
ここが俺の大切な場所、と教会の前で言う。
確かに普通の教会だ。どこにでもあるやつ。
中に入っても、別に普通だった。
…大切だとは言っていたが、何故？
何故ここが大切なのか。何故ここに来たのか。
そして、何故私が居なければならなかったのか…
疑問はたくさんあるけれど、聞こうとは思わない。
紫耀のことだ、きっと勝手に話し出すだろう。
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ゆ(プロフ) - 初めまして。この作品、人間の様々な感情が直接現れてるわけじゃないけれど、感じることができてすごく好きです。更新を楽しみにしてます！ (2018年3月5日 16時) (
レス) id: d22b650d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ui。
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=saya818
作成日時：2017年11月26日 21時
