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美「 俺ってやれば出来るじゃん！！天才じゃん 」
謙「 Aのおかげだって気付けない段階で
アホ丸出しで全然天才なんかじゃないからな 」
『 でも、すごいじゃん。よかったね、美勇人… 』
Aもお疲れ様、よかったね。って小さく言う。
謙ちゃんはどうして私が頑張って教えてたのか
気付いてるのかな。
答案用紙を教室中に見せびらかしてる美勇人。
居なくなっちゃうなんて嘘みたい。
「 Aー！ありがとー！すきー！」って大声で叫ぶ。
やっぱアホだね、って謙ちゃんと笑う。
顕嵐は？って探しかけて、すぐやめた。居ないもん。
少しは顕嵐の居ない生活に慣れたと思ってたのに。
慣れきる前に今度は美勇人だもんなあ。
酷なことするよね、みんなして。イジメかよ。
謙「 おーい、A 俺の話聞いてる？
いつまでパセリとにらめっこしてんの 」
目の前に居る謙ちゃんは少し困った顔をしていた。
パセリなんか渡すからじゃん、と思いながら頬張る。
取り合いするほど好きな理由が理解できなかった。
口の中に広がるパセリのせいで、私が困った顔になった。
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作者名：ui。
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=saya818
作成日時：2018年12月16日 10時
