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8夜 トラウマ ページ9

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太宰「……痛いなぁ… 人の告白を遮る何て……




 良い度胸だね?………………中也」







中也「何も知らねぇ手前には云われたくねぇな。









 A、今すぐ探偵社に戻れ。

 さっき彼奴がお前を追って此方に
 向かってる情報が入った。


 探偵社の奴等にも回ってる筈だから
 向こうも直ぐに迎えにくる。」





『……な………んで……


 私の居場所を……___』





太宰「A………?」









?「………僕の愛しいAの場所を

 見付けるのなんて簡単だよ…」







『ぁ……ッ……』



ガクンっと足の力が抜ける。


何で………此処に……






中也「っA……!!




 手前ら……何で今頃………!」





中也が咄嗟に支えてくれるが

今の私にはそんなこと、どうでもいい





太宰「A………





 ……君達は誰だい。」




私を庇うように前に立つ太宰。


そっか…太宰は何も………





中也「…太宰。此処は早く撤退するのが一番だ。


 探偵社の奴等も此方に向かってるから。」







?「別に、君達は要らないよ。



 僕が用があるのはAだからさ」





『ッ…………』




どうして、また………

自然と、中也に預けている腕に力が入る。






太宰「君が誰だか知らないけど


 Aは渡さない。」





太宰……






中也「………太宰、Aを頼む。」



太宰「……分かった。」





中也……一体、何を………



『中也……?』







何かを読み取ったのか、

太宰はギュウっと私を抱き締めた。






?「嗚呼、もう……

 君は毎回邪魔するよねぇ……」









中也……本当に何をする積もり…?

異能を使われたら、面倒なんだよ……、








さっきよりも少し抱き締める力を
強めた太宰に疑問を抱き、聞こうとしたら__




中也「行け!太宰!!」




太宰「こういう良い所だけ取るよねッ、君は……!」






『ッわ………!?』





中也の言葉を合図に太宰は私を
横抱きし、探偵社の方?へ走り出した。








?「はぁ…。そういう事か……



 全く面倒だね、双黒ってやつは。」






中也「……俺からしたら、手前らの方が

 面倒だっつーの!何で今頃になって


 出て来やがったっ!!」





?「単純にAが欲しいと思ったからだよ?」





中也「手前っ!!」









.

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作者名:青空と雨 | 作成日時:2019年8月19日 14時

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