側に居る存在【太宰治】 (ページ6)

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４夜すべき事ページ6

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お仕置き……

否、此れは私のすべき事だ。
詰まり、不可抗力なのだ。

国木田君辺りに云えば何とかなる。

さぁて、太宰の大嫌いな人の元へ、行きますか……

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『中也～、元気にしてた～？』

ポートマフィア本部に居る可能性も無くはないが

生憎、中也は非番。詰まり家に居るって事だ。

中也「んなっ！？何で手前が此処に……！

　否、抑何で俺が非番だって知ってる？！
　ピッキングの技術がある事はもう重々承知してるが…」

まぁ、其れが妥当の疑問かな。

『メールで芥川君に聞いたんだよ。
　中也が非番な日は何時かって。

　私も、ちょっとした条件を出したから
　直ぐに答えてくれたよ。…嗚呼、芥川君と
　メールを交換するようになったのは

　意気投合する部分があったのが理由。』

中也「芥川にメールで聞いたァ！？

　条件って、手前何出したんだよ！！？

　彼奴が仮にも上司の非番の日を
　敵組織の奴に云うって有り得ねぇだろ！！」

中也らしいと云えば、中也らしい。

けど、もう少し思考を回せばいいのに

『まぁ、そうだね。

　けど条件内容は教えない
　其れも条件だからね。

　其れよりも、私が此処に来たのは
　こんな話をする為じゃない。

　そっちでも話に出てると思うけど
　環境を操る異能力者についての情報を教えて。
　此の事はポートマフィア首領も知ってるから

　きちんと云うのが身の為だと思うけど…？』

中也「手前………段々彼奴に似てきたぞ…

　やり口とか思考とか。一緒に居ると似るモンなのか？」

へぇ。まぁ、私にとっては誉め言葉だけど

『中也の方が付き合いは長いと思うけど？
　でも、私は太宰みたいに思考は回らない。

　だから微塵も似てないよ。』

中也「ンな訳あ……るが其れはねぇよ

　だが、本質的に似てるモノがあるンだろうな。」

『中也………其れは、』

中也「……悪い。

　情報……だろ？
　俺らも其処まで掴んでる訳じゃねぇ。

　けど、分かる事としたら環境を操る、其の環境が
　人一人ずつに干渉する環境を操る異能力だって事と

　情報を抹消出来る程の異能力者が居て
　敵は少なくとも二人以上居るって事だな。」

『……一人ずつに…干渉する環境………

　ねぇ……其の異能力者って、まさか…』

中也「其れは違う。……もう考えんな、A」

皆、考えるなとしか云わない。

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