きらわr───・・・あれ、なんかおかしくね？【○○GO】

23 だから仮屋って(私に)言われるんだよ ページ28

「.............」


仮屋くん.............じゃない、今はふざける時期じゃないな、狩屋くんだな。

さて、狩屋くんの言っていることは正しいのだろうか。
世間的に現実的には、正論なのかもしれない。でも私はそれはひどいのかな、なんて思う。

私が甘いのかもしれない、だけどこんなのはいやだ。はっきりいってむなくそ悪い。爆発してしまえ、あわよくばブサイクになってモテなくなってしまえ。

正論?それがなんだ、わたしにとっては偽善者にしか見えない。善意なんてまったくもっていないじゃないか。

確かに、確かにだ。いちごちゃんがやったことはとんでもないことだ。霧野がいなければ、脳みそぶちまけて自殺、なんてことになったかもしれない。ここに私はいなかったかもしれない。

でも私はここにいる。脳みそつっこんである状態で生きている。これが現実じゃないか。

罪に対する罰だとしても、些か度が過ぎてはいないだろうか。
ひとりにたいしておかしたことが、大勢から罰を与えられることになる。それではどちらが悪かわからない。

いつぞやに流行った、倍返しってやつか。アホか、ここはノンフィクションだ。(まぁわたしからしたらフィクションなのかもしれないが)


「あぁもうっ!!被害者側も考えろ仮!!」


どうせレギュラーつったって準レギュラーだろ!?だから仮屋って(私に)言われるんだよ。

だれがそんなことしろっつった、だれがそんなことのぞんだっつった、全部(仮)のわがままじゃないか。


「イケメンだからって調子こくなよこんにゃろぉぉぉぉおお」


怒りを込めた右ストレートが宙をすりぬけた───



----ﾄﾞｽｯ




──ハズだったんですが。

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