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先輩、後輩。 ページ9
「あ、せんぱい！！」
「浮所くん…」
帰ろうとしたら、
校門前に浮所くんが立っていた。
「会いたかったです、
最近会えてなかったし…」
「…」
「あの、ごめんなさい、
せんぱいこの前怒ってたみたいだったから…
でもほんとに僕が
好きなのはせんぱいだけで…」
「うん…
私も急に怒ってごめん…
でも何で頭撫でられてたの…？」
「美咲さん他の部員にも
頭撫でたりするんですよ、」
「美咲さん、…？」
「はい。あ、マネージャーさんの
名前です。」
…名前で呼ぶんだ…
あの人も浮所くんのこと
名前で呼んでたよね…
なんかいやだな…
名前で呼びあってるのも、
いちいちもやもやするのも…
「ごめん、
私帰るね…」
「えっ！？せんぱい！」
早歩きで歩いた。
でもすぐに
腕を掴まれた。
「せんぱい、何でそんなに
怒ってるんですか？」
「浮所くんのことが
好きだから…」
「え…」
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作者名：あおそう＊ | 作成日時：2019年2月27日 17時
