129.一緒にいたい(KH/YOU) ページ29
(KH)
とにかく、話をしなければ。
Aがこちらを見てくれない。
僕のひとりよがりな暴走が、彼女を傷つけただろうか。
二人きりになりたかった。
目を見て話をしたかった。
なんであんな大事なことを、Aに相談もしないで勝手に他人に言い切ったんだろう。
意地になって。
僕はバカだ。
車に乗り込んですぐ、外でごはんなんて今はどうでもいいから、
Aの部屋に行っていいか聞こうと思ったけれど。
よくよく考えたら「二人きりになりたいから今すぐ部屋に行こう」だなんて、なんかもうそういうお誘いにしか聞こえない。
ああ、なんかこう、もう少しうまいこと言えないもんだろうかと言い淀んでいると、
「やだ、帰るの？・・一緒にいたい。」
とA。
・・ああ。
よかった。
彼女の心が離れて行ってしまわないように。
僕の方こそ今は一緒にいたい。
KH「・・・ん。部屋に行ってもいい？話をしよう。」
やっと落ち着いてそう言った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(YOU)
話をしよう、と言ってくれて本当にほっとした。
このまま帰ってしまったら、オッパの気持ちを見失ってしまいそう。
不安で眠れもしないだろう。
部屋に入るとすぐに、
オッパは私の手を引いてリビングに入った。
ソファに腰掛けて、私の方を見る。
ああ、やっと目が合った。
今私はどんな顔をしてる？
不安で仕方ない。
隣に座ろうとすると、
KH「違う、こっち。」
と言って腰を引き寄せ、そのまま横向きに自分のほうへ抱き寄せた。
オッパの膝の上に座る形になって慌てていると、
構わずぎゅっと私を抱きしめて、髪に顔をうずめる。
え。
ちょっと、心臓が。
オッパ、私、重いし。
KH「・・・A・・・ごめん、ちょっとこうしていて。」
・・・え。
・・まさかの甘えん坊モード？
もはや驚きで固まる。
オッパの甘えん坊スイッチはどこについてて、いつそれがONになるんだろう。
本当に予測できない。
オッパ、何を考えているの？
私のこと、嫌になったりしてない？
無理に降りようとしないほうがいいかもしれない。
それに、オッパの体温や鼓動が近くて。
今はドキドキより安心のほうが上かもしれない。
大人しく、オッパの肩のあたりに頭を乗せて、
しばらくそのままでいた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ちづ(プロフ) - 芽依子さん» こんにちは＾＾ありがとうございます。18歳以上でしたら、一瞬私のことをお気に入り作者登録してもらえれば作った作品が全部見れると思います。それか、ここじゃなくてふつうにネットでタイトルを入れて検索してくだされば出ます。リンク、外しててすみません。。 (2012年7月14日 19時) (
レス) id: 713b29c428 (このIDを非表示/違反報告)
芽依子(プロフ) - いつも楽しみに読んでます！あの、4見たいんですけどどうやって飛べばいいですか？ (2012年7月14日 19時) (レス) id: d6cad3bdab (このIDを非表示/違反報告)
ちづ(プロフ) - chibicoさん» おはよう、早速見つけてくれてありがとう〜！！５章作成したらここから続きでリンクするから、待っててね〜！ (2012年7月14日 10時) (レス) id: 713b29c428 (このIDを非表示/違反報告)
chibico(プロフ) - きゃぁ〜♪ｵﾝﾆ!!ありがとう(=^0^=)朝からいいもの発見したぁ♪そして初ｺﾒげっと!!!ヾ(*´∀｀*)ﾉ (2012年7月14日 8時) (レス) id: 48842fd9e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちづ
| 作成日時：2012年7月14日 3時
