127.ひとりよがり(KH) ページ27
打ち合わせ終了後、
彼女と彼女のマネージャーのカンさん、僕、そして僕のマネージャーヒョンも同席してもらって少し話をすることにした。
マネヒョンには僕とAのことは直接報告はしてない。
さっき聞いたらトゥギヒョンから報告は受けてると言っていた。
ああ、僕が至らないせいで。。
もっと早くに手を打っておくべきだった。
あちら側でちらちらとマネージャーの顔と僕の顔を見て、
少し居心地の悪そうなA。
KH「そちらの事務所では恋愛は禁止されてるんでしょうか。」
さっきのちょっと失礼な態度を引っ込めて、
できるだけ柔和に聞く。
ｶﾝ「・・いえ。表立って禁止されているわけではありませんが。。」
言い淀むカンさん。
KH「もし禁止されているのであればお願いに伺います。
そちらの見解を明確にしていただけますか？」
ｶﾝ「・・・。」
KH「僕の方は特に厳重に禁止されているわけではありません。
先日メンバーにも彼女を紹介しましたし、マネージャーももちろん知っています。
・・・何か誤解をされていたようですが。
僕は彼女を軽く扱ったことは一度もないつもりです。
・・・とても、大切にしています。」
一気にポイントだけ話す。
・・・落ち着け。
KH「ただ、公表するというのは話が別です。
ウギョルの番組特性上、公にするのはまずいでしょう。
降板した後も、彼女は今一番大切な時期ですし、
スキャンダルは女性のほうが大変だと聞きます。
僕の方もグループや事務所との兼ね合いも出てきますので。
ペンからの彼女に対するバッシングなども考えると、
しばらくは世間には知れないように付き合うのが一番だと思っています。」
何か問題がありますか？
もしや、僕と彼女が付き合うこと自体が問題ですか？
・・それは勘弁してほしい。
今彼女に会えなくなると、
仕事も真っ当にできない自信がある。
KH「・・ご心配をおかけして本当に申し訳ないと思ってます。
ただ、できる限りそちらにもご迷惑をかけないで付き合いを続けたいと思っているので・・
できれば認めていただきたいんです。」
そこまで言い切ってから、
やっと初めてAの顔を見た。
目が合わない。
俯いている。
ああ。
つらい思いをさせている。
事前に打ち合わせもしないで。
二人の問題なのに。
Aが置いてけぼりになっている。
僕の行動は、とてもひとりよがりだ。
カンさんが小さく、失礼しました、と言ったが、
僕にはもうそんなことはどうでもよかった
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 297人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちづ(プロフ) - 芽依子さん» こんにちは＾＾ありがとうございます。18歳以上でしたら、一瞬私のことをお気に入り作者登録してもらえれば作った作品が全部見れると思います。それか、ここじゃなくてふつうにネットでタイトルを入れて検索してくだされば出ます。リンク、外しててすみません。。 (2012年7月14日 19時) (
レス) id: 713b29c428 (このIDを非表示/違反報告)
芽依子(プロフ) - いつも楽しみに読んでます！あの、4見たいんですけどどうやって飛べばいいですか？ (2012年7月14日 19時) (レス) id: d6cad3bdab (このIDを非表示/違反報告)
ちづ(プロフ) - chibicoさん» おはよう、早速見つけてくれてありがとう〜！！５章作成したらここから続きでリンクするから、待っててね〜！ (2012年7月14日 10時) (レス) id: 713b29c428 (このIDを非表示/違反報告)
chibico(プロフ) - きゃぁ〜♪ｵﾝﾆ!!ありがとう(=^0^=)朝からいいもの発見したぁ♪そして初ｺﾒげっと!!!ヾ(*´∀｀*)ﾉ (2012年7月14日 8時) (レス) id: 48842fd9e8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちづ
| 作成日時：2012年7月14日 3時
