うぎょるぎゅ

14.新居 ページ14

今日は新居を見に行く。
いくつか番組で候補を絞ってくれているので、
私たちは決めるだけ。

キュヒョンオッパはカムバックで忙しく、私もドラマの撮影がピークを迎えていた。

ほとんど眠れない毎日だけれど、
仕事は楽しい。
そして、番組の中だけでも、オッパと夫婦として過ごすことが、確実に私の心の支えになっていた。


手をつないで歩く。
オッパは私より20cmは大きいから、話す声が全部頭の上からやってくる(笑)。

低くて甘い声。
ぼうっと聞き惚れていると、

KH「A？聞いてる？」
とオッパ。

「あ。ごめん、ぼーっとしてた(汗)」

KH「いいけど。もう言わない。」

「え、何。なになに？教えて？オッパ〜！！」

身長差により必然的に上目使いになる(笑)。
ついでに普段あまり出さない愛嬌をちょっと混ぜておどける。
・・だんだん最近わかってきたんだ。
きっとオッパは照れるはず。

KH「・・・///。いや、たいしたこと話してないから。・・どんな家がいい？」

あ、よかった、機嫌直った？

「んー。料理が好きだから、キッチンが充実してるとこがいいかな。」

KH「そうなの？僕、料理は一切できないけど、Aが得意なら安心だ♪」

「手伝ってよ？」

KH「いや、本当無理。僕ができるのはネット配線とゲームだけ。」

「いや、ゲームは家事に含まれませんから！(笑)」

とかなんとか言いつつ。。。
不動産屋さんに付き添ってもらって
2件まわったところで、とても気に入る物件に出会った。

KH「ん。ここにしたい。いい？」
「ん。いいと思う。」

よし、契約。

白い壁が素敵な外観の、マンションの一室。
間取りは2LDKですごく広いわけでははないけれど、
日差しが入り込むリビングがとても気持ちいい。

なによりキッチンが広くて使いやすそう♪

料理しながらリビングにいるオッパの様子もわかる間取り。
次回の撮影が楽しみだな・・・。

契約を済ませた後、新居を出た。
もうそろそろ撮影も終わるころ、
急にオッパがこっちに向き直って私を見つめた。

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