うぎょるぎゅ

4.カフェデート（KH） ページ4

驚いた。
ああ、心の底から驚いた。

A、さん。

実はちょっと、好きなんだよね。
ドラマもね、実はこっそり(？)、見てますよ。
個人的には主人公よりももっとかわいいと思う、Aさん。

ポイントは、おでこ。
ええ、素敵なんです。

きれいな額、あと、きれいな声。
控え目な彼女の笑顔と、あと、ちょっと小さいとこがね。
なんとも。

KH「改めまして、キュヒョンです。SJのマンネです。」

「あ、初めまして。Aと言います。名前・・呼んでいただけてびっくりしました。私のこと、ご存じでしたか？」

僕もだけれど、彼女も緊張気味。

KH「ええ、知ってましたよ。ヒョンたちが出てるバラエティーにも出演されてたし。。実物はとてもきれいでびっくりしました。」

なにげにドラマ見てますとか恥ずかしくて言えない。
でも頑張ってきれいですねと言ってみた。

少し照れて微笑む彼女。
っていうか、本当にきれいだ。
今更ながら、びっくりする。
身長は高くはないけれど、手足が長い。
顔が小さくてスタイルがいい。


あ、年下かな。
聞いてみると、一つ年下。

そうかそうか。

なんとかクールに、でも親しみやすく、
彼女のオッパになれるよう笑顔で話すよう努めた。


コーヒーを飲む彼女の唇に見惚れてたことは秘密。。。

少し話してみるけど、どうにも緊張が取れない様子。
だんだん慣れてきた僕は少しからかってみた。

KH「ね、タメで話してみて。」
「え。でも。」
KH「いいから。そんでオッパって呼んでほしいな。」

必殺マンネの上目使いを少々披露し、ちょっとだけ彼女のほうに体を寄せる。
寄せるって言っても、向かいに座ってるから、ちょっと乗り出すだけだけど。

困ったように笑った彼女は、少し頬を染めて・・
「うん。・・キュヒョン、オッパ？」
と。


・・・。

思ったより、破壊力がすごい。

自分で言わせといて何だけど。


かわいすぎる。。。


は。固まってた。
大丈夫、僕は表情には出にくいタイプなはず。

少し笑って照れると言った後、
KH「じゃあ僕はAって呼ぶね」
とさらっと呼び捨ての権利を主張した。

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