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｢おい、A｣
エプロンのうしろを結んでいるとれんくんに話しかけられる。べつに怒ってるわけではないらしいんだけど、嫌そうな顔でだるそうな声でわたしを呼んだ。え、なにかしたかな
｢この前あいつの女がきて、お前おるかって言われたんやけど｣
｢あー｣
｢なんや、知ってんのか｣
はぁぁって深いため息をついて休憩用のイスにすわるれんくん。わかりやすいようにうなだれて、知ってたんならはやいわって小さな声で言った。
｢テキトーに追い払ったけど、なんか今日も来そうやしなって
そんだけ｣
きっとれんくんなりの心配なんだろうな。なにかあったら多分助けてくれるし、頼りがいあるからとってもうれしい。けどやっぱこわいな。
｢........なんかあったら呼べよ｣
｢う、うん｣
｢ほら、俺キッチン担当やから
あんまお前のこと見れんし｣
よいしょってキッチンへ向かったれんくん
なんですこしだけ黙ってたのかが不安だけど、そこまでわたしのことを守ってくれるなら、存分に頼ってやろうかなって思っちゃった
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平永 優 - おもしろいですね (2019年1月5日 16時) (
レス) id: bfe14f6fc5 (このIDを非表示/違反報告)
ARMY - すごくおもしろいですw応援してます！更新楽しみにしてます！ (2018年12月10日 23時) (レス) id: ea329e26cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Erie | 作成日時：2018年12月8日 20時
