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なんやねんそれぇって頭をぽりぽり掻きながらキッチンへと向かうれんくん。たとえ小さい頃から一緒にいるれんくんでも、この思いは曲げられない。申し訳ないけど、
ていうか、逆になんでそんな嫌ってるのか聞きたい......
「おっ、今日もお客さん少ないなぁ」
「せんぱい」
「よっしゃ、4時間がんばろーね」
えへへって笑いながらホールへ向かうせんぱい。あぁ、今日も頑張れる。このバイトのために生きてるって言ってもおかしくないかも、
そんなこと考えながらせんぱいの後ろ姿を見つめると、後ろから何かで頭をたたかれた
「いっ、た」
「なにつったんてんねん、はよレジ行けや」
「...はーい」
後ろを向くと、さっきよりも機嫌悪い顔で片手にメニュー表を持つれんくんの姿。
なにもメニュー表でたたかなくても...ってれんくんを睨みつけると催促された
「ありがとうございましたー...」
「Aちゃん元気ない?休憩する?」
「あっ、いえ、だいじょぶ」
「ならよかった、この時間帯は少ないから暇だよね」
危ない危ない、少しだけ眠たかったから完全に棒読みで言った言葉がまさか心配されるとは。
お客さんがいないホールで、こうやってふたりで話すのがとても好きだったりする。まぁ、仕事中だからしゃべりすぎてもあれだし、
せんぱいと話してると、キッチンの方かられんくんが顔を出した
「おい、今日もうあがれって店長が」
店の電話にかけてくる店長がどこにおんねん...ってぶつぶつ喋りながらキッチンへ戻るれんくん。いいとこだったのに、
仕方なく布巾を取りに行こうとすると
「Aちゃん今日も頑張ってたもんね、あとは俺が拭いとくから」
「え、それは流石に...」
「いーのいーの、それになんだかAちゃん眠そうだったから」
ほらほらって背中を押すせんぱい。
やっぱりバレてた...観察眼がすごいっていうかなんていうか、
わたしはゆっくりとドアを開け、更衣室へと向かった
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平永 優 - おもしろいですね (2019年1月5日 16時) (
レス) id: bfe14f6fc5 (このIDを非表示/違反報告)
ARMY - すごくおもしろいですw応援してます！更新楽しみにしてます！ (2018年12月10日 23時) (レス) id: ea329e26cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Erie | 作成日時：2018年12月8日 20時
