一人に、しないで ページ25
sideA
やめて..やめてよ
たすけて、だれか...ぼくを、みつけて
───ひとりに、しないで
こわーよ..りあいへーちょ
だんちょ
「調査兵団がご贔屓に大切に育ててるガキだせ」
「アイツらのせいで、俺たちゃ飢え死にしちまう」
「売りゃいいさ...そうすれば、金も入るし調査兵団の奴等に絶望を与えられる。まさに一石二鳥ってもんよ」
たすけて...たすけて
────────────────
sideリヴァイ
急げ、急げ急げ急げ急げ急げ急げ!
エルヴィン「こっちだ!」
早く、行かねぇと
Aが売り飛ばされる
ハンネスにこれ程感謝した事はねぇ
アイツが、目撃していて良かった
エルヴィン「売らせてたまるか..」
「当たり前だ!!とっとと走れ!」
ハンジ「あぁ〜、この二人はもう駄目だね」
エレン「えっ、どういう事ですか」
ハンジ「ブチ切れてる!あはははは!」
エレン「笑ってる場合なんですか!?」
うるせぇ二人を放って、俺とエルヴィンは
ほとんど同時に立体機動に切り替えた
ハンジ「あっ、ちょ」
「目的地は割れてんだ!」
エルヴィン「走って間に合う距離じゃない!」
壁外並にスピードを出して俺達は飛ぶ
────────────────
sideエレン
兵長も団長も物凄い速さで消えた
ハンジ「全く..行くよエレン!」
「はい!」
俺もハンジさんと共に立体機動に切り替え
二人の後を追う
「あの、ハンジさん」
ハンジ「なに?」
「ハンジさんも..Aが赤ちゃんの時から育ててたんですよね」
ハンジ「そうだけど?」
「その、失礼ですけど...どうして二人みたいに怒らないんですか」
その問いかけにハンジさんはしばらく間を開け
答えた
ハンジ「私だって怒ってるさそりゃ...だけど、あの二人はもっと特別なんだ。エルヴィンはAを名付けた...リヴァイは、ずっとあの子を育ててきた。何よりもAを大切にしてたのは、あの二人だ」
「...」
ハンジ「エレン、もう気付いてると思うけど...仲間も自分も捨てられるエルヴィンが、唯一何をしても手放せないのがAだよ....人類最強って言われてるリヴァイが、最弱になるのも、Aだけだ」
あの二人がどれだけAを大切にしてるかは
立体機動に切り替えた瞬間、再確認した
二人はガスの調節をフルにしてる
帰りの事なんか考えてない
とにかく、見つけて助ける一心で
リヴァイ「待ってろ...」
進んでる
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いちご大福 - ミオ(金欠)さん» はい! 投票 ありがとうございます! (2018年2月16日 20時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福 - メグさん» 投票ありがとうございます!一先ず了解です! (2018年2月16日 20時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福 - めいさいさん» わかりました!投票ありがとうございます!! (2018年2月16日 20時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福 - サルさん» ありがとうございます!了解しました! (2018年2月16日 20時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福 - ホデリさん» ありがとうございます! アンケート了解です!! (2018年2月16日 20時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご大福 | 作成日時:2018年2月4日 14時