調査兵団、子育て中です (ページ23)

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駆逐【リク】ページ23

リヴァイ班、生きてます

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駆逐してやる..
一匹残らず...俺が、全て！

「訓練通りに動け！！囮は俺だ！」

兵長の指示通り、俺達は立体機動に切り替える
旧市街地の巨人討伐。それが今回の壁外調査の
任務だった

見える巨人は十体ほど
だけど俺達に倒せない数じゃなかった

エルド「いくぞA！」

『はい』

俺とエルドさんは、奇行種に向かった
兵長が引き付けた巨人は他の四人がやっている

奇行種は三体

エルドさんが一体の項を切り落とす間に

『っらぁ！！』

俺は２体一気に削ぎ落とした
地響きと共に倒れた巨人の傍らに着地する
刃にベットリと付着した血は俺を濁らせる

『...』

エルド「A、早く登れ！」

エルドさんの声にハッとして、急いで立体機動で建物の屋根に登った

『すみません』

エルド「あぁ、壁外でよそ見は禁物だからな」

『はい』

見下ろすと、残りの巨人をバッサバッサ削いでる兵長達が見えた

『...もっと苦しめばいいのに』

エルド「えっ？」

『いえ、なんでもないです』

俺は無意識に言ってしまった言葉を慌てて否定する

訝しげに見てたエルドさんも、それ以上俺が何も言わないと、駆逐し終えたみんなのところに降りてった。俺もそれに続いて降りる

「怪我はねぇか」

『ない』

降りるとすぐに兵長が問うてきた
俺は首を振って答える

「そうか..恐らくもう撤退命令がでる」

何故、そう冷静に言えるのか
何故、早く撤退出来るのか

もっともっと..殺せばいいのに

そんなんだから...

「...A」

『！』

兵長に呼ばれ俺は咄嗟に顔をあげる

「物事には順序ってもんがある。急いでも無駄なんだ...撤退することも時には大切で、引き下がる事も、早く巨人を全て駆逐するためには必要になってる」

だから今日は帰るぞ
そう言って、兵長は俺の背中を優しく叩いて
馬に促した

『兵長...俺、生きてていいのかな』

思わず言ってしまった言葉に兵長は足を止め
こちらを振り返らず言う

「お前が生きてる意味は、俺達が存在する限りある...俺達が生きてる限り、お前は生きてていい」

『...』

巨人の腹から生まれたのが俺
人類の敵から生まれたのが俺

「俺達の家族だろ。そんな心配すんな」

『...うん』

だけど、兵長...俺、怖いんだ
何時か一人になるんじゃないかって

「信煙弾だ..帰るぞ」

その合図で、俺達は壁内へと帰った

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すみません
もう、こんなでしかかけませんでした！
今回は本編に少し繋がる様に書きました