調査兵団、子育て中です (ページ11)

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注告ページ11

ナイル「落ち着けエルヴィン、俺は何もしてない」

ナイルは私を見据え言った
その瞳には嘘をついている様子はない

「だが事実だ。証拠を見るか。Aに会うか？」

ナイル「...攫ったのは恐らく、中央第一憲兵だ。理由は分からん」

「何故中央第一憲兵が動く」

ナイル「とりあえず..それを離してくれ」

ナイルに言われ、私は刃を引き、しまう
刃の恐怖からのがれたナイルは一息つくと
言葉を継いだ

ナイル「俺はAの事は何も、誰にも言っていない。お前が大切にしていたからだ」

「ならば何故だ。調査兵団に裏切り者がいると？」

ナイル「違う...お前らしくないぞ。何故気付かない。いるだろ、一人」

「......まさか」

ナイルは頷いた
私の考えている人物が、あっているのか

ナイル「王だよ」

「...」

ナイル「どういう手段を使ったか分からないが、王だ。A一人の情報を集めるなど簡単だろう」

「バレたのか」

Aの正体が？
まさか、そんなはずない
あの子の住民票は..ハンジが書いた
私もリヴァイも確認したんだ

なのに何故......いや
あの時か

リヴァイ《健康診断？..まぁやらせとけ》

頼んだ覚えのない健康診断を受けた時
Aだけ採血された

子供だからと思ったが..そうか、そうだったのか

あの時来た奴は刺客だったのか
だとしたら.....リヴァイが危険だ

立体機動でAを連れ出した先には
奴等がいた

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sideリヴァイ

ちっ...クソが

憲兵「その子供を渡してもらう」

「渡す訳ねぇだろクソ」

まさか...こいつらが黒幕だったとはな
中央第一憲兵団

『..り、あい』

「A。絶対俺から離れるな」

このまま立体機動で突破してやる
それしか方法がねぇ..