大切な... ページ19
Aside
俺は政府の中枢機関に来た
三日月の置いていった刀を背負って、乗り込んだ
でも..
鷹「だから、キミの為なんだよ。A君」
俺は数人の男に押さえつけられ地面に倒れる
顔だけ上げると鷹が俺を見下ろしていた
なんだよ...この隷民と主人みたいな光景
鷹「奴は堕ちた刀剣男士でね。危険種として、
俺達政府も探してた」
『離せ！』
鷹「出来ないよ。ソレ、返してくれる？」
鷹は俺の背中を指さして言う
『断る！！良いから離せ！』
鷹「だって離したら三日月を迎えに行くだろ？
それだけはさせられない。だから此処で離す訳にはいかない」
『迎えに行って何が悪いんだよ！』
鷹「キミに危険が及ぶって言ってるんだ。アイツは堕ちてる...いつキミを殺すかわからない」
『訳分からねぇ事言いやがって...！』
俺が睨みつけると鷹はため息を漏らして屈んだ
鷹「わからないのはキミだろ？」
『分からねぇのはてめぇらだよ！三日月がそんな事する訳ねぇだろ！！...何から何まで知った口効きやがって！なにも知らねぇお前ら政府が、三日月の事を語るな！！』
鷹「へぇ？」
『アイツは、お前らが思うような奴じゃない！刀剣男士とか、堕ちてるとか分からねぇけど、アイツは優しい奴だ！！..アイツの瞳は、誰よりも暖かい瞳だ！お前らが言う危険種なんかじゃねぇんだよ！』
そうだ
三日月は、優しい
俺には友達は愚か家族と呼べる奴すらいない
みんな...俺を見て、嫌な視線を寄越す
でも、それでも三日月は違った
アイツだけは...違ったんだ
三日月《俺は、Aの髪も瞳も愛いと思っているぞ？》
打ち明けた時、そう言ってくれた
三日月《お前は優しすぎる。何故、我慢する？
相手が悪いのだ...やり返せばよかろう》
怪我をした時、心配してくれた
三日月《A....俺はお前が愛しい》
優しい笑顔で言って、抱きしめてくれた
...危険種じゃないんだ
鷹「はっ」
だから...許せないんだ
三日月を無理矢理連れていったコイツらが
『三日月を返せ』
鷹「仕方ない。教えてやるよ」
鷹は俺の上に乗っている男達に合図して退かせる
男が退いた俺は、痛みを堪えて立ち上がる
たぶん...どっか折れてるかヒビ入ってんな
鷹「三日月宗近は本丸へ行った。鶴丸国永に連れていかれてな......本丸には審神者しか通えない。あのゲートをくぐれるのは審神者か刀剣男士、それだけだ。わかったか？万が一にも、お前に三日月を助ける事は出来ないんだよ」
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リン(プロフ) - 風船ガムさんのこの話を見て感動しました！また、三日月宗近テーマのお話書いてください！楽しみにしてます‼ (2022年3月11日 16時) (
レス) @page26 id: 4c69a0ba50 (このIDを非表示/違反報告)
リザ - 今、刀剣乱舞の別の話を読みました！三日月の目が潰れているならその人と同化？みたいな？のは駄目ですか？ (2018年8月25日 12時) (レス) id: 247d31804a (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - 浅葱さん» なんかすみません！！！？（大丈夫です）ありがとうございます！更新頑張ります！ (2017年11月15日 18時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - なんてことしてくれたんですか。続きが気になって眠れないじゃないか！！！！(初コメのくせに失礼極まりない)いつも楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2017年11月14日 21時) (レス) id: ba17717b9c (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - AIさん» 泣けちゃって下さってありがとうございます！頑張ります！ (2017年10月30日 19時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2017年9月27日 15時
