もう一度だけ【三日月宗近】

助けて.. ページ14

三日月side

鶴丸が消えた直後

部屋には、政府の人間が乗り込んできた

「！！」

俺は咄嗟に刀を構える

政府「抗うな。三日月宗近」

「...」

政府「やれ」

「！？」

いきなり窓から三人の男が入って来て、俺はそのまま押し倒される

刀が手から落ちてしまった

「離せっ...離せ！！」

俺は何とか逃げようともがくが、力が違いすぎて無理だった






それでも、逃げようとしたら





政府「おい」

「...」

俺の前に立っていた奴が、後ろの奴に何か合図した

政府2「怨むなよ」

そいつが俺の前にしゃがみ込んだ
何をするのか見ていたら

「っ！？..ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！」

俺は目を潰された

「うあああああ！！」

あまりの痛みに、耐えられなくなる









痛いっ...痛い痛い痛い痛い痛い


「貴様....人間風情がぁっ！」

俺は霊力を吹き荒らし、上の三人を吹き飛ばした

目を開けても、見えるのは赤
俺の血液





痛いっ...痛い






Aっ！


「A...A！...何処にいる！！A！」

何も見えない世界で、俺はAを呼ぶ

「...A..！」

政府「ハハッ、滑稽だな。かの天下五剣の三日月宗近が、人間に助けを求めるとは」

俺は目を潰された
気配で辿るしか方法がないのに






こいつら..結界を張って..！




政府「おい」


また、アイツが合図を出した

次の瞬間、俺は後頭部に凄まじい痛みを感じた

とうとう起きていられなくなり
床に倒れ込む




「..A.....」




政府「連れていけ」



数人の男に担がれて、移動する気配を感じる

「...助、け.....A..」

政府「しつこいぞ、刀剣男士」

首筋に手刀を落とされる









俺の意識は完璧に途絶えた

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