転生したらブースターで嫁ポケのリーフィア（擬人化）に拾われたと思ったらハンター目指すことになった件３ (ページ26)

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最終局面ページ26

｢…｣
｢大成功♥️｣

何とか立ち上がり、ヒソカを睨み付けるリーファの手前、上手く行ったと笑いながら彼は降りてくる。

｢そんなに力があったんですか…｣
｢んーとね、もう隠す必要ないから♠️その分より強度にオーラを回せるって訳さ♦️｣

とっくにリーファには手札が割れてしまっている以上、常時凝を行うリーファ相手に隠を使ってまで隠す理由がないのだ。

｢それで、あと一ポイント…｣
｢…私も厳しいですかね…｣
｢くっく、まだ何か隠してる癖に♣️｣
｢…｣

勝負を決めに来たのか、はたまたその話題に触れられたくなかったのか。
真意は分からないが、リーファは駆け出した。

｢おっと、来るんだね♠️｣

ヒソカも応戦し、攻防を繰り広げる中リーファが更に仕掛けた。

｢っ、はあっ！｣

その左手に握る剣を自ら投げた。

｢！おっと…｣

直線的に飛ぶそれを避けるのは、いくら速く飛んでこようと難しいものではない。
あっさりと跳んで躱したヒソカに向けて、リーファの掌が開かれた。

｢“天命の光(ウェザーボール)”｣

次第に光り出した大きな種は、太陽の燃えるような紫外線を受け真っ赤に輝き出す。

そして、灼熱の火を纏った弾丸が射出された。

｢へぇ…そんなことも出来るのか♦️｣

感心しつつもヒソカはトランプを鋭く投げる。

それは所詮紙なのだから、火に当てられれば燃える。
しかし、そこには一瞬のタイムラグが存在する。

｢別に、本体を壊してしまえば大丈夫だよね？｣

確かにトランプにより、それが燃え尽きる前に種は切断され二つに分かれた。

…が。

その片方が飛んだ先にあったのは…

｢…これで、決めきります｣

先程投げられた剣、そこに回り込んだリーファが掲げるそれに炎の片割れが衝突した。

そして、燃え続ける炎はその剣にも引火し、更にその光の勢いが強まることとなった。

｢…つくづく興味深い…もっと魅せてほしいなぁ…♥️｣

恍惚とした顔で呟いたヒソカに、その剣が向けられた。