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幾度となく命を啜ってきた邪悪なるものよ
我が断罪の杖を以て汝を粛清す
一度ならず二度までも悪夢を与えた大罪神よ
今ここに罪を焼き
その身で以て永劫の罪を償え
｢……食らえ†最高神の神罰 †｣
己の全身全霊を込めて。
幾度となく味わされた精神的苦痛も、この二人の目の前で三度晒すことになってしまった醜態による羞恥心も、一度ならず二度までも巻き込んできた倉持への激しい怒りも。
その詠唱に、果ては最上段に振り上げた杖に込めて。
｢なっ……や、やめろおおおおおおおおおお！！！｣
｢死ねえええええええええっ！｣
全力で振り下ろした杖から激しい光が迸り、邪神の体をバラバラに引き裂いて絶命させる。
その瞬間、己の中の魔力を使い果たし、そのまま倒れていく。
｢大丈夫……!?｣
そんな声すら、遠ざかっていく。
あぁ、本当に疲れた。
早く休ませてくれ……
その一心で、悠人は意識を手放した。
……その後、たまたま向かった矢先で、この醜態を晒した二人にエンカウントすることになったのはまた別のお話。
【悠人】もう一度、審判を【邪神の契約者アフター】 ページ17
｢ぐっ……キサマァ……ッ！｣
｢追い詰めたよ！｣
二度目の戦い。
最初と同じように、初手に一撃で
｢さっきはしくじったが……今度はねぇぞ｣
沸き上がる羞恥心もこれで最後だと言い聞かせ、杖を構える。
｢ふぅ……｣
｢……食らえ†
己の全身全霊を込めて。
幾度となく味わされた精神的苦痛も、この二人の目の前で三度晒すことになってしまった醜態による羞恥心も、一度ならず二度までも巻き込んできた倉持への激しい怒りも。
その詠唱に、果ては最上段に振り上げた杖に込めて。
｢なっ……や、やめろおおおおおおおおおお！！！｣
｢死ねえええええええええっ！｣
全力で振り下ろした杖から激しい光が迸り、邪神の体をバラバラに引き裂いて絶命させる。
その瞬間、己の中の魔力を使い果たし、そのまま倒れていく。
｢大丈夫……!?｣
そんな声すら、遠ざかっていく。
あぁ、本当に疲れた。
早く休ませてくれ……
その一心で、悠人は意識を手放した。
……その後、たまたま向かった矢先で、この醜態を晒した二人にエンカウントすることになったのはまた別のお話。
【穂花】その天命を、歌に乗せて。【ガブリエルアフター】→←【美冬】友と絆の面【伊那鳴のアフター】
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作者名：クロロフィル@深緑の指揮者 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ugt8ragist4/
作成日時：2023年6月3日 15時
