ニンジャ・ウォリアー ページ17
「…分かれ道か…適当に右かな。」
Y字路を右へ進み、暫く走ったところで、マールドは足を止めた。
「…なんじゃこりゃ」
マールドの眼前に広がるのは見渡す限りの奈落。
そして…
その上に浮かぶ、巨大なアスレチックであった。
「…SAS○KE…?」
しかしまさしくそんな感じの見た目で、最初には斜めの板状の足場が四枚浮かんでいる。
連続でジャンプして超えて行けとでも言っているのだろうか。
「…まぁ、やるか」
一応ギミックを無視して行くことも出来はするが、余裕もあるので挑戦してみる。
「ほっ、ほっ、ほっ、ほいっ…と」
軽やかに蹴りながら進み、まずは難なく中間の足場へ移れた。
「えー、次は、と…?」
次に見えるはジャンプ台、その上にバーが見える。
レールは流石に無いが…
「あー、あれを掴んで飛べと…」
走り、台を踏み込む――!
「あ〜…」
ところが想定以上にマールドの体は弾み、バーを経由しないままに対岸までたどり着いてしまった。
「…うん、出来たものは仕方ない、次行くか…」
その先にあったのは狭い円柱の足場、そしてその上をややゆっくり回転する鋭い刃の数々。
「…絶対フィッシュボーンってこんなんじゃなかっただろ…」
ぶつくさ言いつつ間を潜って避けながら進んでいく。
「面積狭いだけで割とやりやすい、かなぁ…?」
ひとまず突破。
やはり特段問題はない。
「…次は…」
今度はSAS○KE名物、反り立つ壁だ。
「…これ上れっかぁ…?」
取り合えず下まで行って高さを確かめる。
「ジャンプで届いたり、しねぇかなっ!」
取り合えず跳躍してみる…
「届いたw」
割とあっさり超えたところで、ずっと向こうに小さな足場が見えた。
そしてそこに何人か人がいるのも見える。
あそこがゴール地点なのだろうか。
「…先に、こっちだな」
目線を現実に戻そう。
まだまだ道のりは長い。
おそらく1stステージから最終ステージを短くして詰め込んだ感じなのだろう。
幸い、時間はまだまだ腐る程ある。
ミスれば即死だが、まず落ちないし落ちてもバリアで復帰できるので問題なし。
「…これさっきの道左に行ってたらどうなってたんだ…?」
色々考えつつ、次のステージへと挑戦していくのであった。
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ルーチェ(プロフ) - しゅき() (2022年11月4日 16時) (レス) id: b38fd54f9d (このIDを非表示/違反報告)
アゲハ??@ペテ神(初心者)#エタフェア?色担当(プロフ) - 好き()っていうか授業中に読んだら吹いた() (2022年11月2日 11時) (レス) @page17 id: 759cc49492 (このIDを非表示/違反報告)
クロロフィル@深緑の指揮者/あるりーす(プロフ) - 待ってなんでオリジナル5位入ってんの…? (2022年10月21日 22時) (レス) id: e7bd3124a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クロロフィル@深緑の指揮者 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ugt8ragist4/
作成日時:2022年10月12日 20時