折れない正義、折れかけの決意 ページ13
ありとあらゆる方法を試す。
どうせ死ぬならばと生き残れる可能性を隅から隅まで調べていく。
しかし…
後ろに全力で下がろうが、跳躍して飛び越えようとしようが、何とかすり抜けようとしようが、阻止しようとし走ろうが、その全てが徒労に終わる。
ヤケクソでナイフを振り回しながら突っ込んでいく。
…それは意外にも上手く矢を払い、壁を突破することに成功する。
一安心したのも束の間。
一気に振り抜こうとしたタイミングで、右手に強い衝撃が走る。
見れば、ナイフだけが正確無比に撃ち落されているではないか。
それに気を取られたまま、今度は正面で小気味の良い音が四連続で鳴る。
咄嗟に正面を向けば、そこには四本の矢と、見るも無残に破壊されたコマンドであろう破片が無数に散らばっていた。
ナイフを回収しようと再び振り向けば、ありえない程燃え盛る矢により刃の溶けたナイフの持ち手だけが残されていた。
思考が絶望に染まる中、また一本の紅蓮の矢が体を貫いたのだった。
―――――――――――――――
なりふり構わずに突進したその体が一瞬にして消え失せる。
そして矢の過ぎ去った先にPlayerは現れた。
瞬間移動によるすり抜け。
もうPlayerもなんとか勝とうと躍起になっていた。
延々飛来し続ける深紅の壁。
それを無駄に洗練された技術ですり抜けていく。
膠着状態に陥った戦況を変えたのは―――
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作者名:クロロフィル@深緑の指揮者 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ugt8ragist4/
作成日時:2022年9月9日 18時