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*アズゴア。 ページ29

廊下を抜けると、そこは金色の花が咲き誇る庭だった。

そこには一体の大きなモンスターがいた。

「おや…お客さんかな…?ちょっと待っていておくれ…」

優しそうな声で呟くヤギのような見た目の彼は、どうやら花に水をやっているらしく、少ししてジョウロを置いた。

「これでよし、と。さて…」

彼はゆっくりと振り返り…

一歩後ずさった。

「君達、は…
…お茶でもいかがかな?…とでも言いたいところだが…
そうもいかないみたいだね…」
「…アズゴア王、ですよね…?」
「あぁ…」

うつむきながらもそう答えるアズゴア。
彼は本来、非常に温厚で優しいモンスターだ。
しかし、この状況が、彼自身の信念が、彼の優しさを押さえつけていた。

「ついておいで。…なに、歯医者さんへ行くようなものだ…」

そう言い、彼は奥の方へと歩いていく。
ゆっくりと、二人も後を追う。

「準備ができたらおいで。…私も、準備が出来ていないのだ。」

彼は最奥の扉を潜る。

一つ深呼吸し、二人も門を潜った。

目の前には白い壁のような何かがあった。

「これがバリアだよ。私達を地下に封印する、ね…
…もう、ここでやり残したことは無いかい?」
「…えぇ」
「そうか…なら、始めようか」

アズゴアの足元から、七つのカプセルが姿を現す。
その内、たった一つだけ、何も入ってはいなかった。

*まもなく たびは おわりを むかえる…
*ふしぎなひかりが あたりに みちる…
ケツイが みなぎった。

「ニンゲンよ…君たちと出会えてよかった。
…さらばだ。」

彼の炎魔法により、入り口が塞がれる。
それと同時、突き出された彼の槍が、フリスクの【みのがす】コマンドを打ち砕いた。

*アズゴアが あらわれた。

*ケツイ。→←*しんぱんのとき。



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おかっぱかっぱ - ハァー、やっぱいつ見返しても神。 (10月23日 22時) (レス) @page13 id: 8906565ee4 (このIDを非表示/違反報告)
蛙飛び込む - くっ・・・好きぃぃ やっぱすげぇや文才力。小説のアンテも良きやねぇぇケツイぃっぃぃぃ (2022年8月25日 20時) (レス) id: 9cfc2f61bc (このIDを非表示/違反報告)
ラヌア(プロフ) - 文才がありすぎる………!続きも待ってる、頑張ってください! (2022年8月12日 18時) (レス) @page16 id: 2b4ff7853b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クロロフィル@深緑の指揮者 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ugt8ragist4/  
作成日時:2022年7月30日 14時

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