*ききおぼえのない こえ。 ページ25
帰り道の文章が点灯し、内容が読めるようになった。
No.8
候補を決めた。
アズゴアにはまだ言ってない。驚かせたいから。
お城の庭の真ん中にある、特別なもの。
一番最初に咲いた金色の花。
外の世界から持ち込まれた花。
あの花は女王がお城を出ていく直前に現れた。
もしも…魂を持たない物が、生きる意思を手に入れたらどうなるだろうか。
「何の候補かは、魂の器のことか…?」
「花はバターカップ、だよね?」
No.18
あの花が消えた。
「消えた…?
…まさか、フラウィ…!?」
思い返せば、フラウィも金色の花であった。
“ケツイ”を注入された花の成れの果てが、あのフラウィだろう。
エレベーターに乗り込んだタイミングで、携帯から聞いたことが無い声がした。
『キャラ…聞こえてる?
本当に久し振りだね…キミは良くやってくれた。お陰で何もかも上手く行った。
キャラ…それじゃ、またあとでね。』
「えっ…?」
「…さっきのテープの声に似てるな」
しかし、聞き覚えが全く無い訳ではない。
よく分からない既視感を感じつつ、エレベーターへ乗り込んだ…
エレベーターは途端に急上昇を始める。
遥か高く、アズゴアの城へと向けて…!
*決意。
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おかっぱかっぱ - ハァー、やっぱいつ見返しても神。 (10月23日 22時) (レス) @page13 id: 8906565ee4 (このIDを非表示/違反報告)
蛙飛び込む - くっ・・・好きぃぃ やっぱすげぇや文才力。小説のアンテも良きやねぇぇケツイぃっぃぃぃ (2022年8月25日 20時) (レス) id: 9cfc2f61bc (このIDを非表示/違反報告)
ラヌア(プロフ) - 文才がありすぎる………!続きも待ってる、頑張ってください! (2022年8月12日 18時) (レス) @page16 id: 2b4ff7853b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クロロフィル@深緑の指揮者 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ugt8ragist4/
作成日時:2022年7月30日 14時