*アルフィー。 ページ11
決着がついたところでアルフィーが駆け寄ってきた。
「あ、開いたっ!三人とも大丈…夫」
「アルフィー…」
動かないメタトン。
「ウソ…そんなっ!メタトン!しっかり!」
「…」
「あ…よかった…ただの充電切れみたい…腕と足は…うん、治せるわね。」
「バッテリー切れ?」
「そうなの。まだ開発中だからコスパが…あっコストパフォーマンスね?が悪すぎるの…でも大丈夫!腕と足を戻して充電すれば元に戻せるから!…でも…」
「でも…?」
アルフィーはゆっくりと振り返る。
「ごめんなさい、少しだけ一人にしてくれる?」
「…あぁ。行こう、フリスク。」
「あっ…うん!」
少し先へ進んで待つと、アルフィーが走ってきた。
「おまたせっ!先、いこっか!」
「…大丈夫なの?」
「…うん。それより、もうすぐアズゴア王とご対面だね。なんか…ちょ、ちょっと…ど、ドキドキするね…?」
「あぁ…流石に緊張するな…」
「だよね。こ、これでやっと…おうちに帰れるね!」
エレベーターの前に着いた。
乗り込もうとすると、アルフィーに呼び止められる。
「まって!」
「?」
「えと…そ、その…な、なんでもな…」
そう言いかけたアルフィーの前にずいっと立つ。
「本当に何でもないのか?」
「ッ…駄目…これ以上はホントに無理…私、ウソついた。ニンゲン一人の魂じゃ、バリアは抜けられない。モンスターの魂も必要なの…!」
「それって…」
「だから、貴方たちがおうちに帰るには…あの人の魂を奪わなければいけない。アズゴア王を殺さなきゃいけないの」
「…!そんな…!」
「…ごめんね…」
アルフィーは去っていった。
「…どうする?フリスク」
「私は―――」
*決意。
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おかっぱかっぱ - ハァー、やっぱいつ見返しても神。 (10月23日 22時) (レス) @page13 id: 8906565ee4 (このIDを非表示/違反報告)
蛙飛び込む - くっ・・・好きぃぃ やっぱすげぇや文才力。小説のアンテも良きやねぇぇケツイぃっぃぃぃ (2022年8月25日 20時) (レス) id: 9cfc2f61bc (このIDを非表示/違反報告)
ラヌア(プロフ) - 文才がありすぎる………!続きも待ってる、頑張ってください! (2022年8月12日 18時) (レス) @page16 id: 2b4ff7853b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クロロフィル@深緑の指揮者 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ugt8ragist4/
作成日時:2022年7月30日 14時