*なつかしい カラータイル。 ページ1
暫く進むとまた番組のセットらしき所へ出た。
何やらプリンセスの衣装に着替えたメタトンが、背景の城から姿を現す。
*バラード?そんなものはスルーだ。
おい。
―――――
歌い終えたメタトンが話し始める。
「とても悲しいわ…貴方達が牢屋に閉じ込められてしまうなんて…」
「え?」
「じゃ、さよ〜なら〜!」
足元が二つに割れ、下に落ちていく。
「わああああああああああああ!?」
「…っと!」
着地した先には見覚えのあるタイルがびっしりと並んでいる。
「あれ…これってパピルスの!」
メタトンが再び話し出す。
要するに時間以内にパズルが突破できないとバーナーで火あぶりにされるということらしい。
*ルールを おもいだせ。
――確か…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『赤いタイルはつうこうきんし!
黄色いタイルはでんげきショック!
みどりタイルはけいほうそうち!
オレンジのタイルはオレンジのかおり!
青いタイルは水のタイル!ニオイがオレンジだとピラニアがよってきてかみつくからちゅういだッ!また、黄色いタイルのとなりだと、青いタイルもかんでんするぞッ!
ムラサキタイルはツルツルすべる!ただし!ツルツルのもとのせっけんはレモンのかおりだ!
そしてさいごに、ピンクのタイル!ピンクは、ふんでも何もおこらないよッ!』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
…無理じゃね?
*行ける。頑張れ。
「いや頑張れじゃなくてさ…あぁもう!やってやんよ!」
先を見ながら、どちらへ行くか決める。
紫を上手く使い、レモンの匂いで青を突破していく。
「こっ、ちで!オッケィ!」
制限時間ギリギリで、タイルを突破することに成功した。
「おめでとうございます!見事パズルをクリア!バーナーの炎は今すぐ消しましょう!火よ!消えよ!」
バーナーから吹き出る火が消えた。
「で す が!実はボクの好きな慣用句は…“火に油を注ぐ”!」
「…まさか…」
「もう、お分かりですね?バーナー地獄は何とか切り抜けたようですが…代わりにボクのアツイメタルボディが、君の行く手を阻むでしょう!さぁ、覚悟はい」
プルルル…
『大変っ!私が今炎を…あれ?』
「ニンゲンはパズルをクリアしたぞ。だからボクが炎を消した。これからニンゲン達と戦うところだ。」
『えっ…?あ、あ、あのパズルを…?ホントに…?え…えと…よし!これで勝ったも同然だね!』
…メタトンはやや不満気だ。
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おかっぱかっぱ - ハァー、やっぱいつ見返しても神。 (10月23日 22時) (レス) @page13 id: 8906565ee4 (このIDを非表示/違反報告)
蛙飛び込む - くっ・・・好きぃぃ やっぱすげぇや文才力。小説のアンテも良きやねぇぇケツイぃっぃぃぃ (2022年8月25日 20時) (レス) id: 9cfc2f61bc (このIDを非表示/違反報告)
ラヌア(プロフ) - 文才がありすぎる………!続きも待ってる、頑張ってください! (2022年8月12日 18時) (レス) @page16 id: 2b4ff7853b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クロロフィル@深緑の指揮者 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ugt8ragist4/
作成日時:2022年7月30日 14時