転生したらブースターで嫁ポケのリーフィア（擬人化）に拾われたと思ったらハンター目指すことになった件 (ページ47)

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刹那の共闘ページ47

さて、ヒソカとエンカウントしてから二日が経過した。

『さて、と…どうすっか』

Aはゆっくりと動き出す。

『…あっち行くか』

なんとなく感じた、人の多そうな方向へ向かい、歩き始める。

その足は段々勢いを増し、足元が摩擦で燃え始める。

そうして出会ったのは…

｢おーい、出てこねーのか―?…あれ?｣
『ようキルア』
｢Aじゃん、久しぶり｣
『おう』

どうやらキルアは誰かに付きまとわれているらしく、今は誘い出そうとしていた所のようだ。

と、やや離れた茂みから何かが殴られたような音がした後に、三人組が現れた。

｢なぁ坊主、プレートを譲ってくんねェ?｣
｢バーカ｣

直後、キルアの鳩尾に男の足が刺さる。
当然、無防備なキルアの体は吹っ飛ぶが…

｢…よっと…198番か｣
｢!?｣

キルアは何事もなかったかのように立ち上がり、しげしげとプレートを眺める。
それに気付いた男が自身のプレートを確認するが、そこには当然跡形も無かったのだった。

｢じゃあそっちのどっちかがオレの獲物(119番)かな?｣
｢…陣形だ。マジで行くぞ｣

三人が三角形のようにキルアを取り囲むが…
生憎、敵は一人ではない。

『“泥棒”、お、118か』
｢なっ!?｣

背後から忍び寄ったAにあっさりプレートを奪われ、それを見て動揺したもう一人も背後に回ったキルアに、鋭く尖った爪を首に押し当てられる。
動けなくなったところを探られ、プレートを奪った。

｢おぉ、当たりか。じゃあこれもやるよ｣
『ナイスゥ!6点ゲットー♪』
｢じゃあね｣

後には悔しそうに手を振り下ろす三人だけが残された…

｢んじゃ、隠れるか｣
『だな』

適当な所に身を隠し、絶で一切の気配を断つ。
ついでに“穴を掘る”ことで完璧に身を隠すことに成功していた…

その後暫く瞑想と続けていくA。
やはり親と子は似るものなのであった。