奇術師･襲来 ページ45
その瞬間は突然だった。
｢｢『…!?』｣｣
唐突に感じた凄まじい殺気。
咄嗟に振り向き、そこに立っていたのは―――
｢や♦｣
｢ヒソカ…!｣
｢実は二点分のプレートが欲しいんだよねェ…♠君達のをくれないかい?｣
｢今二点と言ったな?我々はお前の獲物ではn｢質問してるのはボクだよ♣｣ッ…｣
質問で返したクラピカに殺気を浴びせる。
｢さて、プレートをくれるのかい?｣
｢…条件次第、だ｣
クラピカが条件を提示する。
今自分達が所有するプレートは四枚、
内レオリオはトンパの、トンパはクラピカの獲物である為この二枚はヒソカの獲物ではない。
｢へぇ、それで?｣
｢その一点分にしかならないプレートなら渡そう。いいな?｣
『うん』
｢もし断るのなら…今度は全力で相手しよう。｣
それぞれの獲物を構え、戦う意思を見せる。
それに対し、ヒソカは…
｢うん、良いよ♥その一枚がボクの獲物かもしれないしね♠あ、ちなみに君は何番だい?｣
｢404番｣
｢交渉成立♥｣
どうやら上手くいったようだ。
木の穴にプレートを置き、そのまま後ずさりして立ち去る。
｢…ふぅ…危ねぇ…｣
｢何とかなったな｣
しかしこれでAの点は1点戻りである。
『じゃあ行ってくる』
｢ん、行くのか。頑張れよ｣
Aは再び走り出す。
奇しくも彼の行き先は殺気を溢れさせるヒソカの行く先だった…
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作者名：クロロフィル@深緑の指揮者 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ugt8ragist4/
作成日時：2022年7月29日 19時
