転生したらブースターで嫁ポケのリーフィア（擬人化）に拾われたと思ったらハンター目指すことになった件 (ページ41)

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大迷宮を突き進めページ41

さて、先の戦場を苦も無く抜け、その先の迷宮を進み続ける一行。

時に巨大な岩を砕き、ビリビリ電撃迷路を強引に突破したり、地雷付き双六でモブが死にかけたりと色々あったが、何とか最後のエリアへと辿り着いた一行だった。

｢これは…｣

最後の選択、と大きく書かれたそのパネルには、

〇五人で行けるが長く困難な道 ×三人しか行けないが短く簡単な道

長い道はどんなに早かろうが攻略に45時間は掛かる。
しかし短い道ならばたったの3分でゴールできるのだ。

｢…どうします?〇は難しそうですが…｣

今の残り時間は約30時間。
まだ余裕はあるが長い道では到底間に合わない。

｢とりあえず…｣
｢ひっ!?｣
｢キミは要らないね♦｣

また一人、無慈悲な奇術師に命を奪われたのだった。
ヒソカは亡骸を掴むと部屋の壁に掛けられた手錠を掛ける。

あと一人が繋がれないと×の扉は開かない。
かと言って誰か一人が強制失格にならなければならないのだ。

『どうする…!?考えろ…!』

必死に黙考するAの脳内に、ある一つの光景がフラッシュバックした。

〚…もうまっすぐ突っ切ります?〛
〚へぇ?どうやってだい?〛
〚壁を破壊します。これが一番手っ取り早く安全かと〛
〚なるほど〛

それは巨大迷宮での一幕。
余りに時間が掛かり過ぎることを危惧したリーファが提案した、言わば脳筋戦法である。
しかしその判断は正しかったらしく、通常よりも遥かに早すぎる時間で突破に成功した。

『…!そうだ!』

Aは〇のボタンを押す。

｢A…?長い道は今の時間では到底不可能な筈…｣
｢どうしたんだい?｣
｢…もしかして、｣

イルミがその辺の壁を、念を使って殴りつける。
当然、壁は無残にも破壊された。

｢こういうことかい?｣
『そゆこと』
｢あぁ、成程♥｣
｢それならば全員でたどり着けますね。…あの方は無駄死にとなってしまいましたがね…｣
｢いいじゃない♣どうせ彼、死ぬだろうし♦｣

さて、全員で〇を選ぶ。
〇の長い長い道への扉が開き…

｢さて、行きますか。新緑の御剣!｣

リーファの両手に緑の剣が握られる。
それを振るえば、スパッと綺麗に壁が切れた。
更に切り刻み、道を開ける。
その先は急斜面に…言わば、滑り台になっていた。

｢成程、滑り台だったのですか…｣
｢行こうか｣
｢あぁ♥｣

その後、ゴンらも無事にギリギリで到着し、時間切れ。

第三次試験、合格者27名!(内1名死亡)

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