転生したらブースターで嫁ポケのリーフィア（擬人化）に拾われたと思ったらハンター目指すことになった件 (ページ40)

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ギャンブルページ40

｢次はボクが出ようか♦｣
｢…わかりました｣

次に出るのはヒソカ。
相手は鎌を構えた野性味のある男。

｢待ってたぜ…ヒソカ…｣
｢あぁ、キミか｣

どうやら二人には因縁(一方的)があるらしい。
しかしそんなことは四人には知らないことである。

｢去年の試以来、貴様を殺すことだけを考えて生きてきた…｣
｢その割にはあまり進歩してないね｣
｢ほざけ。これからだ｣

それまで持っていた鎌に加え、取り出したもう一本を共に空中に放り、更に二本の鎌を取り出した。
それらをまるでジャグリングのように操り始めた。

｢さぁ!勝負はデスマッチ!『参った』は無しだ!行くぞ!｣

全力で睨みつける。
しかし怯えたのはモブ試験者唯一人であった。

｢問題なさそうですね。私の出番はありませんが…｣
『ﾜﾝﾁｬﾝﾅｸﾃﾓｶﾃﾙｩｰ』

さて、男は二本をブーメランの如く投げ、更に即座に近づいて切り裂かんと鎌を振るう。
ヒソカがそれを回避した直後、背後から先ほどの鎌が戻ってきた。

躱し切れずに首と横っ腹を軽く切られる。

｢くくく、上下左右正面背後!あらゆる角度から無数の刃が貴様を切り刻むのだ!
さぁ!藻搔き苦しめヒソカァ!｣

勝ち誇ったように叫ぶ男だった。

｢死ねェ!｣

真正面に放たれた二つの鎌。
同時に襲い来るが…

パシッ

｢！？｣

ヒソカは顔色一つ変えずそれをキャッチして見せた。

｢なんだ、受け止めちゃえば簡単だねぇ～♥｣

そう言いのけるヒソカに男は戦慄する。
彼は飛んでくる曲刀を受けるのにさえ半年も有したのだ。
それをあっさりと目の前で受け止められれば動揺するのも仕方はない。

｢無駄な努力、ご苦労様♣｣
｢ぐっ…!くそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!｣

その後、戦場には絶叫したままの男の首だけが残されたのだった。