【TRPG】稲荷の村/伊那鳴の前編【全初卓】 (ページ8)

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土壌調査　#2 ページ8

美冬｢んー……
なんか外的要因があったんやろなぁ｣

蛹｢…私は農業にそこまで詳しくありませんが、肥料なしで長年農業ができるなんて聞いたことありませんね…
美冬さんの言う通り、外的要因、ありそうですね…｣

百花｢なにか危ないものとかかかわってたりして…？
ほら、お化けとか神様とか…｣

奏音 : 早い早い()

美冬｢えー感じに養分の溶けとる川とかかなぁ？｣

奏音 : おばあちゃんに現状報告せい()

美冬｢客観的に見たらただ土地が養分不足なだけなんやろうけども……｣

百花｢おばーちゃん、やっぱりここの土地ほぼ不思議な感じだよ～。肥料がなくてもまともに成長できるなんて奇跡みたいなもんらしいしぃ…｣

蛹｢そうですねぇ…｣

奏音 : (私が伝えてほしいのここやで…())

しかし残念ながら、土はもうすでに回復の見込みがないほど痩せ細っており、それは村のどの田んぼや畑も同じ状態だ。

美冬｢んー……？
土地全部痩せとるやんなぁ
これじゃ農作は無理なんちゃうん？｣

蛹｢…どちらにせよ、この村の土はもうあまり長くないと思いますよ…？｣

百花｢‥‥｣

奏音 : 探索者がそのことを告げると、余程のショックを受けたのか、おばあちゃんはよろよろと座り込んでしまいます。

百花｢おば～ちゃん…｣

美冬｢ありゃ｣

奏音 : そしておばあちゃん寝込んじゃう…()

蛹｢村の生命線でしょうからね、この土は…｣

美冬｢……絶対解決してやらんとやな｣

百花｢なんとか、できないのかなぁ…おばあちゃん、すごくかなしそうだよ…｣