の じ ゃ ロ リ #3 ページ14
美冬｢十束剣ってのちょっとようわからんから教えてくれん？｣
稲荷｢十束剣は、とある女が置いていった剣じゃ。
元々霊力が宿っていたが、さらに我の力を何十年もかけて宿らせた特別な剣じゃ。
いざという時のためにここに奉納されておったのだが……知っての通り盗まれてしまったのじゃ。｣
美冬｢ある女……？｣
蛹｢稲荷様の力を…？｣
百花｢…？｣
蛹｢あ、ひょっとしてその剣が盗まれたから村の地質が悪くなったんじゃ…？｣
百花｢そういうことなのかなぁ〜…｣
美冬｢あ、それに力込めすぎて……？
あり得るなぁ｣
蛹｢稲荷様は豊穣と多産の力を持ったと聞きます、その力が宿った剣を盗まれたからこそ…｣
百花｢そういうことみたいだねぇ…｣
奏音 : …他に質問は？
盗まれたことについても聞いたほうがいいと思うよ
美冬｢盗まれたとこは見れたんか？｣
稲荷｢うむ、はっきり見ておった！若い男じゃった。顔もしっかり覚えておる。｣
美冬｢成程……｣
稲荷｢あやつ、始めは賽銭箱を漁っとたんじゃが、少ないとわかると本殿の中に入ってきおった！
止めようとしたんじゃが、足が早くての…追いつけんかった。
バイク？とかいうやつに乗っていってしもうた。大きい音じゃった……｣
美冬｢バイクなぁ……
つーか賽銭泥棒はアカンやろ｣
蛹｢バイク…！｣
百花｢若い男、バイク…かぁ。
大体どんな特徴のバイクだった？｣
美冬｢いやさすがにそれは……
色くらいならわからんか？｣
蛹｢バイクのナンバーとか分かればまだ現実的かもしれませんね…！｣
稲荷｢すまんが、逃げ足が速くてよく分からなかったのじゃ……｣
百花｢う〜ん、そっか‥ありがと〜。｣
美冬｢せやなぁ……
だいたいどっちにあるーとかは分からへんの？｣
奏音｢稲荷は悲しげに首を横に振りました。｣
百花｢う〜ん、もうこれ以上は出ないかなぁ、情報｣
美冬｢他になんか知っとることある？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：クロロフィル@深緑の指揮者 x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ugt8ragist4/
作成日時：2023年5月25日 17時
