*”コッ”ケイな ジョークだ。\ツクテーン/ ページ6
遺跡を出て、今はスノーフルだ。
さて、この場所で最初に出会うのは…
「おいニンゲン、ここでの挨拶の仕方を知ってるか?こっちを向いて握手しろ」
ゆっくりと振り返り、その手を握る。
「ファーwwwwwww忘wれwてwたwヒィwwwwwwww」
「おぉ…とりあえず喜んでくれて何よりだ…あぁ、オイラはサンズ。ただのしがないコメディアンさ」
「あぁ…w僕はAだよ…www」
サンズ。
このゲームの主要キャラの一人にして絶大な人気を誇るスケルトンである。
知っている人のほうが多いだろうが書くが、普段の彼の態度と本気の時のギャップが凄まじく、多くのファンを獲得している。
「大丈夫か?そんなにオイラのジョークが”滑”稽だったか?骨だけにな!」
「ちょwwwwwwやめwwwwwww」
「おお…ホントに大丈夫か?」
「何とか…」
「そうかい…なら一つ聞こう。
『忘れてた』ってどういう意味だ?」
サンズの目から光が消え、凄みのある表情に変わる。
…どうやら、やらかしてしまったらしい。
(ッ…やっべ…あのサンズ相手に…どうする?)
「どうした?答えろよ。それとも話せないのか?」
「…話す、話すよサンズ。でも、ここで話すようなことじゃない。せめて場所を変えてくれないか?」
「…わかった。行くぞ。」
浮遊感がAを襲う。
次の瞬間、別の場所にいた。
(最後の回廊…!)
「さて、質問に答えてもらおうか」
諦めて、潔く名乗る。
「…まぁ、お察しの通りだろうが、僕はただのPlayerさ。君が恐れている…ケツイの持ち主だよ。」
「…!お前…!よくもパピルスを…!」
サンズの左目が青く輝く。
パピルスは彼の弟で、いわゆるアホかわという性格であり、善意の塊のようなモンスターだ。
「パピルス…!?いや、あんないい子を殺せるか!?いやそれより、僕Lv.1!」
必死に弁明すれば、すぐに思い直してくれたらしく、サンズは冷静になる。
「悪い…そうだったな…こっちじゃパピルスは死んでないんだ…」
「…まさか…他の世界線の記憶って…」
「あぁそうだよ。俺はほんの僅かだが、他のタイムラインの記憶を維持してる…」
本来なら、ゲームで言うところのRESETをキャラクターが感知できる筈もない。
しかしそういったメタ的データを逆手にとって演出に利用するのがこのゲームであり、サンズはそれをなんとなく察している程度なのだが…
「なんで…」
「さぁな。でもな、アンタがその犯人じゃないってことはよーく分かった。」
一先ず誤解は解けたようだ。
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タクト@安定の亀更新(プロフ) - 若草翠さん» 大分独自要素入れてますけどね…やっぱり本家が一番! (2022年7月17日 12時) (レス) id: adb3f99b98 (このIDを非表示/違反報告)
若草翠 - アンテはAUも好きだけどやっぱ本家ですよね!原作通りかく人って少ないんで新鮮です! (2022年7月17日 12時) (レス) @page5 id: 4cbe8909de (このIDを非表示/違反報告)
ゆいまる(プロフ) - 蛙飛び込むさん» いっしょに検索だー!() (2022年6月5日 20時) (レス) id: 3e0b36f278 (このIDを非表示/違反報告)
リーフィア推しの【タクト】(プロフ) - 蛙飛び込むさん» ところどころってか全部。行動原理が純粋すぎてもう…辛い(´;ω;`) (2022年6月5日 20時) (レス) id: 8e39cf45d2 (このIDを非表示/違反報告)
蛙飛び込む - リーフィア推しの【タクト】さん» ね!パッピめっちゃ可愛い💛(可愛い?) ところどころ優しいとこも、ねw (2022年6月5日 20時) (レス) id: 9cfc2f61bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クロロフィル@深緑の指揮者 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ugt8ragist4/
作成日時:2022年5月23日 20時