UNDERTALE…どうしろと？

＊枕の上にミントチョコレートも置いていない宿泊施設をホテルと呼んで良いものだろうか ページ42

「あっと、これだな。」
「あれ…？」

例の食品を乗せた台が下に下がったかと思えば…
一気に伸び上がった！

「うおっ！」
「わあっ!?」
「あ、そうそう…尺の都合で、1分以内に缶をゲットしてもらうよ！もし出来なかったら…予定通りのレシピで行くからよろしく！」
「ウソ!?」

目の前にはそびえ立つ巨大な柱。
絶望するフリスクに、救いの手が差し伸べられた。

ﾌﾟﾙﾙﾙ…

『え、えと、いい方法があるの！さっきその携帯に新しい機能を付けたの！大きなボタンに、【ジェットパック】って書いてあるでしょ？見てて！』

ボタンを押すと同時、Aの携帯が浮かび上がり、ジェットパックへと変貌する。

『ね！丁度上まで行けるくらいには燃料があるから！頑張って！！』
「おう！」

電話が切れ、Aの体が宙に浮かび上がる。

「おーっとぉ？タダでは取らせないよ！やっぱり白熱のバトルが無くっちゃねぇ！」

メタトンが次々に卵を降らせてくる。

「どんだけあるんだよ…ほいっと…」

的確に躱しつつ、弓を引き絞る。

「たぁ！」
「うわっと！」

見事卵パックに命中し、卵パックを落とさせた。

「やるね！ならこれはどうだい？」

今度は小麦粉の弾幕だ。

「なんでそんな綺麗に弾幕になるんだよ…」

ぶつくさ言いつつも避ける。
隙を見て、矢を放った。

「おっとぉ…次はミルクだよ！」

遥か高所から注がれる牛乳は次第に広がり、やがて白い刃となる。

「だからどうしてそうなるんだよ…しょっ！」

紙一重で避け続け、最後の一矢を撃つ。
その矢が命中すると同時、遂に缶まで辿り着くことに成功した。

「…！お見事！これは驚いた！君の勝ちだ。でも、ドクター･アルフィーの助けがなかったら無理だったよねぇ！彼女がいなかったらどうなっちゃってたか！それじゃ、シーユーネクストターイム！」

メタトンは去っていった。
…と思ったら戻ってきた。

「そうそう！魂の代わりの材料だけど…君料理番組見たことないの？」
「いや、あるが…」
「ケーキは放送開始前に焼いておいたから、材料なんていらないんだよ〜！」
「あらじかめ焼いておいた物がこちらになりますってか…」

今度こそメタトンは去っていった。
ゆっくりと地面へ舞い戻る。

「凄いよ！かっこよかった！」
「ありがとうな。」

ﾌﾟﾙﾙﾙ…

『凄い…凄いよ！やった…やったよ！ナイス！』
「ありがとう、アルフィー。」
『えへへ…あっ、えと、じゃあ先へ進もうか…』
「だな」

＊ケツイ。

＊コア、そしてケツイ。→←＊メタトンの キラキラキッチン！

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