＊バターカップのハーブティー。 ページ33
｢いいだろう！それも唯の友達ではなく!ズッ友になってやろうではないか！」
謎の意地を見せるアンダイン。
｢貴様は私に夢中になる…他のヤツらも目に入らぬほどにな！ククク…これぞ正に復讐というもの…」
｢それは違うと思うんだが。」
｢…はい！座って座って！楽にしててね？今飲み物を持ってくるから…」
雰囲気が一変したアンダインに促されるまま席に着く。
｢…飲み物、どれがいい？」
｢ん〜…ハーブティーで。」
｢わかった！ちょっと待ってて！」
世話しなく湯を沸かし、お茶を注ぐ。
｢よし！いいぞ！はい、どうぞ。｣
｢じゃあ…頂きます…ほう…」
＊あきらかに ねっとうだ…
＊しかし いがいに すごく おいしい。
｢美味しいでしょ？」
｢うん。美味いわ」
｢良かった！友達にはうってつけのお茶だからなッ！」
｢だろうな｣
｢でも…考えてみると不思議だな…そのお茶を選ぶなんて…“金色の花”のハーブティー…アズゴアのお気に入りなんだ。｣
アズゴア…この地下世界のモンスターを束ねる魔王なのだが優しくて…もの凄く不遇なんだよな…
｢そういや…お前、ちょっとアズゴアに似てるか…？」
｢そうか？」
｢…ちょっとだけな。…私、子供のころは喧嘩っ早くてさ…腕っぷしを証明したくて、アズゴアと戦おうとしたんだ。」
｢へぇ…そりゃまた…」
｢ま、戦いにすらならなかったんだけどね。私の攻撃…一発も当たらなかったよ。それどころか、アズゴアは反撃すらしてこなかった。あんなに恥ずかしい思いはしたことがないよ…」
｢…」
｢アズゴアは私に謝って、訳分かんないことを言ったんだ。『君は、私を倒す方法を知りたいかい？』って。」
｢…アンダインの才能を見出したんじゃないか？」
｢そうかもな。現に、私が『知りたい』って言ったら滅茶苦茶特訓してくれたんだ。そして、ある日特訓中に、ついにアズゴアをノックダウンしたんだ。その瞬間…すごく申し訳無くなったんだ…でもアズゴアは、すっごく嬉しそうに笑ってた。」
｢成長が嬉しかったんだろうな。」
｢でもさ!?私ブッ飛ばされてあんなに嬉しそうにしてるヤツ初めて見たよ。で、それからもずっと特訓してくれて…ついに私、ロイヤル･ガードの隊長になったんだ。」
｢それで、パピルスの育成に力を入れてるって訳か。」
｢…アイツは優しすぎる。正直、戦闘なんかには向いてないよ。どうせ笑って殺されるのがオチだ。」
…実際そうだ。
G√のプレイヤーに対しても、最後まで笑って許そうとしたんだ…
｢そんなわけで、今は色んな事教えてるんだ。」
｢…なぁ、アンダイン？相談があるんだ。僕を特訓してくれないか？」
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タクト＠安定の亀更新(プロフ) - 若草翠さん» 大分独自要素入れてますけどね…やっぱり本家が一番！ (2022年7月17日 12時) (
レス) id: adb3f99b98 (このIDを非表示/違反報告)
若草翠 - アンテはAUも好きだけどやっぱ本家ですよね！原作通りかく人って少ないんで新鮮です！ (2022年7月17日 12時) (レス) @page5 id: 4cbe8909de (このIDを非表示/違反報告)
ゆいまる(プロフ) - 蛙飛び込むさん» いっしょに検索だー！() (2022年6月5日 20時) (レス) id: 3e0b36f278 (このIDを非表示/違反報告)
リーフィア推しの【タクト】(プロフ) - 蛙飛び込むさん» ところどころってか全部。行動原理が純粋すぎてもう…辛い(´;ω;｀) (2022年6月5日 20時) (レス) id: 8e39cf45d2 (このIDを非表示/違反報告)
蛙飛び込む - リーフィア推しの【タクト】さん» ね！パッピめっちゃ可愛い💛（可愛い？） ところどころ優しいとこも、ねｗ (2022年6月5日 20時) (レス) id: 9cfc2f61bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロロフィル＠深緑の指揮者 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ugt8ragist4/
作成日時：2022年5月23日 20時
